こんなにいい天気なのに明日から雨ですか?雪ですか?この前よりも暖かいので雨だとは思いますが困ったものですね。今日は茨城県常総市のお客様の外壁塗装調査に伺って参りました。外壁と言ってもALCボードの外壁です。常総市と言えば昨年の水害の被害が大きかったところで記憶に新しいのですが、まだ影響が残っている様で消毒用の石灰が巻いてあったりしておりました。自然は恐ろしいですね。ALCと言えば「Autoclaved」(高温高圧蒸気養生された)「Lightweight aerated」(軽量気泡)「Concrete」(コンクリート)の頭文字をとって名づけられたもので、「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」の意味を持ちます。簡単に言えば気泡が入ったコンクリートってことでしょうか。メリットもたくさん有りますが、この名前が有名なのは某大手ハウスメーカーのテレビCMのおかげもあるかもしれません。今回お客様が塗装をご検討されるに至った経緯は先の水害で浸水によって内装に相当のダメージをうけてしまい内装を刷新されたことからとの事です。内部に対して外部のバランスが取れない!おっしゃる通りかもしれません。それでは様子を見ていきましょう。
二階建ての建物ですが高さは軒まで7メートルほどあります。遠目に見ても外壁の汚れが目立ってきていますね。実際にALCの表面の塗装の状態を確認してみると
ハッキリとわかるほどのチョーキング現象が起きていました。これは塗料の中の樹脂が紫外線などの影響を受けて分離し塗料の色成分が粉化してあらわれたものを言います。チョーキングが発生すると塗料としての保護機能を果たさなくなるため外壁の基材によくないのですね。
ALCの外壁で重要な部分と言えばシール部分、外壁サイディングボードでいうところの目地と言われるところです。この部分もかなり劣化が進んでおりシール表面の塗装が割れてきているのだけでなくシール材自体も硬化してひび割れが起きておりました。ALCの外壁を裏側から見た様子が右の写真です。施工の仕方が縦か横かの違いはあるものの接合部分には何かあるわけではありません。その為、シール部分は防水に対して大きな役割を持っていると言えます。
ALCパネル自体にも比較的大きなひび割れが生じておりました。外壁の再塗装と合わせて補修を行っていく必要があります。
記事内に記載されている金額は2021年06月05日時点での費用となります。
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