「外壁塗装をしたいのだがいくらぐらいかかるだろうか」、このようなご相談は非常に多いものです。お家の建坪や外壁材とその状況をお聞きすれば、おおよその目安はお伝えできますが、具体的な費用はお住まいを詳細に点検させてもらい、お客様のご要望をお聞きした上でないと答えようがないというのが正直なところなのです。今回にお伺いした君津市のお客様のお家がまさにそのケースでした。外壁に蔦が這ってしまっていたのです。

お家の外壁に植物を繁殖させるのは厳禁です
外壁に蔦を這わせたお家はとても素敵なのですが、日本の一般的な住宅では絶対にやめておきましょう。あれができるのは総レンガ造りやコンクリートの建物だけです。日本の一般的な住宅でやってしまうとたちまちボロボロになってしまいます。植物があらゆる隙間に入り込み、そこで成長して押し広げていくからです。アスファルトやコンクリートちょっとした隙間から発芽し、周辺を破壊しながら成長していく植物を皆様も見たことがあると思います。あれと同じことが起こるのです。


強引に引き剥がすのは絶対にダメ
植物の恐ろしいところは枯れてからも強度を保ち続けるものがあるということです。一般的なお家に使われている柱などの木材はもちろんのこと、藁などから作られる縄も腐食しない限り、強度を保ち続けます。こちらお客様のお家はモルタルの外壁で、そこに蔦が這っていました。既に枯れていますが、モルタルの外壁に根というか吸盤のようなものでしっかり根付いてしまっているので、このまま強引に引き剥がすと塗膜だけじゃなく、確実に外壁表面の一部も剥がれてしまうでしょう。既に吹き付けられた模様が剥がれている部分がありました。このような箇所が増えると再度、模様をつけてからの塗装となりますから、費用も高くなってしまいます。できるだけ模様やモルタルが剥がれないように丁寧に取り除いていき、剥がれてしまった部分は模様付けや補修をして塗装するのが最善となります。
バーナーで炙って処理するという方法もありますが、そうすると塗膜も焦げますし、高熱を加えられたモルタルが部分的に弱くなるという説もあります。自然環境以上の負荷をかけるのは賢明ではないようです。

まずは植物を枯らせてから始めます
一部にはまだ青々とした蔦が残されていました。こちらを処理するためにはまず茎を途中で切り、駆らせる必要があります。現在、植えられている植物を除去してお家との空間を設けることも必要です。最善な方法は外壁に蔦を絡ませていく植物を全てお庭から取り除いてしまうことでしょう。取り敢えず、お客様には「こまめに点検し、外壁の方に蔦が伸びてきたら切ってください」とお伝えしました。蔦は結構な生命力があるので、茎を切断したとしても完全に枯れるまで1~2週間はかかるでしょう。
お庭に植物で、それがどこかに巻きついたり、這ったりして成長していくものがあるというお客様、それがお家に近付かないように心掛けてください。
記事内に記載されている金額は2017年10月17日時点での費用となります。
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