大田区大森南の賃貸物件をご所有の方からご相談をいただき、屋上(陸屋根)の点検です。あまり人が立ち入らない屋上でも、経年とともに劣化し雨漏りする恐れもあるので定期的な点検とメンテナンスが必要です。鉄筋コンクリート造の建物でも例外ではありません。
小雨が降る中での点検で、屋上は湿った状態でした。雨を受ける床面には防水施工が施されているのが一般的ですが、一見して分かるように床面は擦れたように色褪せ黒くなっています。
よく見ると、たくさんのひび割れが出来ているのが分かります。防水層の一番表面には保護材としてトップコートを塗布しますが、劣化して割れ、ほとんどが剥がれてしまっているようです。トップコートのみの劣化であれば表面だけ塗り直せば問題ないこともありますが、防水層そのものにもダメージが拡がっているようです。割れて捲れたようになっている部分も目立ちました。目に見えての雨漏り被害はないとのことですが、躯体にまで雨水が染み込んでしまっている可能性もあります。
改修には、まず現在の防水層を可能な限り剥がし、下地を調整します。そのうえで新しくウレタン樹脂塗布による防水工事をおすすめいたしました。ウレタン樹脂を塗り広げて施工しますので、広い面積でも扱いやすく、また弾性のあるウレタンが建物の揺れや歪みにも順応します。しかしそのまま施工したのでは、既に染み込んでいる水分が蒸発するときに塗膜を押し上げ、剥がれや膨れの原因となってしまいますので、通気緩衝工法をご提案いたします。下地とウレタン塗料の間に挟み込むシートと脱気弁によって通気が出来ますので安心です。併せて、詰まりやすい排水ドレンのキャップ交換、パラペット(周囲の立ち上がり部分)の上部にある笠木も塗り直し、劣化を防止します。屋上(陸屋根)屋根と同じく雨漏りの原因となりやすい場所です。防水のご相談も街の外壁塗装やさんまで。外壁塗装と併せてのお見積りも可能です。
記事内に記載されている金額は2021年05月28日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。