野田市山崎にて、ベランダからの雨漏りでお困りのお客様のお建物にお伺いをし、雨漏りの原因と思われる箇所の調査を行ないましたので御紹介をしたいと思います。幸いこちらの建物はベランダが建物よりもせり出しているので、現在室内への雨漏りはしておりませんが雨漏りをしているので、ベランダを支えている柱の劣化が懸念されますので原因を調べ適切な工事をご提案いたします。
現地調査にお伺い致しました。お客様にご案内頂き問題の雨漏り箇所の確認を行うと、雨漏りによって軒天が劣化してしまい一部穴が空いてしまっていました。
雨漏りに気がついたのは3ヶ月程前でしたが、初めのうちは小さなシミでしたので放置してしまっていたようで、気がついたら腐食が進み軒天に穴が空いてしまっていたそうです。
雨漏りしているベランダの確認を行ないました。ベランダの床面はコンクリートに防水塗料を塗り防水処理されておりました。排水溝付近にはクラックが発生しておりましたが、雨漏り箇所とは遠く位置関係を考えるとこちらからの浸水の可能性は低いと考えられます。
軒天の劣化具合から雨漏りしているのは、ベランダの建物側ではなく外側からだと分かりました。ベランダ外側には外壁に
クラックがありましたので浸水の可能性が考えられますので原因を潰していくことを考えるとクラック処理を行うのが良いと思われます。
また、
笠木部分は板金に穴あきや劣化は見られませんでしたが、固定用の釘が板金の真上から打ち込まれておりました。これは脳天打ちと言われており、釘穴からの浸水の原因に繋がりますので、適切な処理が必要となります。
点検の結果上記の症状から、ベランダと外壁立ち上がりの取合い部分、外壁クラック、笠木の釘穴が雨漏りの原因と考えられましたので、ベランダの防水工事、外壁クラックの補修、釘穴のシーリング処理を行ないまして一度様子を見る事となりました。
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