年月が経てば必ず塗膜は劣化します。しかしこうして剥がれてしまうというのには、様々な理由がありますが、下地処理が不完全な塗り替えだったり、下地の状態と塗料の種類があっていなかったりということも考えられます。
また、外壁サイディングが何らかの不具合で水を吸って、その影響で剥がれてしまうということもあります。本来サイディングを吸水から守るための塗装ですが、剥がれてしまってはその機能を果たせません。外壁材の劣化が進むばかりです。早めの修繕がベストです。
ベルコニーの角だけやたらと塗膜が剥がれているのは、その上部にあるバルコニー手すりから雨水が染み込んでしまっているためと考えられます。笠木（手すりにかぶせてある金属板）の抜けかけた釘や継ぎ目のシーリングは塗り替え時にしっかり補修します。さらにサイディング同士の隙間も発生しているのでこちらもシーリング補修をしてから再塗装を行います。剥がれかけた塗膜は削り落とし、割れてしまったサイディングは可能な限りモルタルで補修してから塗装すれば補修跡は目立たなくなるでしょう。水を吸ってしまったサイディングからの水分を逃がせる透湿性の塗料を使うことで今後の塗膜剥がれも防ぎます。
塗装の剥がれだけでなく、触って白く粉が付くようになればそれも塗膜が傷んできている証拠です（チョーキング現象）。塗膜の劣化は外壁材の劣化につながり、そしてお住まいそのものにダメージを与えることになります。気づいた際にはお早めに外壁塗装をご検討ください。まずは無料点検にて、必要な補修や最適な塗料をご提案させていただきます。
記事内に記載されている金額は2021年12月20日時点での費用となります。
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