品川区南大井にて4階建てビル60㎡ほどの屋上点検を行いました。床に亀裂が発生し以前にも修繕をされたそうですが、最近また破れてきている、そして他にも破損部分ができているとのことで修繕をご希望です。
破れているのは防水用のシートです。シート防水とは文字通り水を通さないシートを敷設することで屋上からの雨漏りを防ぐものですが、紫外線や雨を受け続けることで劣化し柔軟性が失われ、このように亀裂が発生したりシートの端からめくれが起こったりしてしまいます。当然、防水の機能が発揮されなければ雨が建物に浸入して雨漏りになってしまう恐れがあります。RC造のビルでも雨漏りが怖いことに変わりはありません。
修繕には、はがれかけているシートを撤去し、全体的な防水施工のやり直しをするのがおすすめです。塗料状の樹脂を塗り広げる
ウレタン防水なら、下地の状態を選ばず、防水膜を作ることが可能です。シート防水のように端から剥がれる心配もありません。その際には、通気緩衝工法といって、下地とウレタン防水層の間に通気シートを挟み込む工法を使います。すでに現在の防水シートが破れ、下地に水分が染み込んでしまっていることが考えられるので、それをウレタンでふさいでしまうと蒸気が上がってきて防水層を傷める恐れがあるのです。通気シートと脱気用器具を取り付けることでそれを防ぐのです。
ただし全体補修はこの先安心ではありますが、その分費用も掛かります。そこで今回はオーナー様のご希望もあり、全体ではなく部分的な補修でのお見積もりもお出しいたしました。不具合のある部分だけ調整しウレタン防水を施工しますので費用としてはかなり抑えられます。ただやはり補修しなかった部分でも劣化は進んでいるのでこの先また同じような問題が起こるとも限りません。それぞれのメリットデメリットをご案内しご検討いただくことになりました。
街の外壁塗装やさんでは防水に関するご相談も承っております。
記事内に記載されている金額は2022年07月26日時点での費用となります。
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