江戸川区中葛西のマンションにて行ったベランダ防水工事の様子をご紹介致します。
マンションのオーナー様より「築30年程経過しているマンションの防水工事を検討している」と、ご相談をいただき現地調査にお伺いすると、保護コンクリートにひび割れが発生しておりました。
ひび割れている保護コンクリートの下には防水層があり、雨水の浸入を防いでおりますが、放置してしまうと防水層が劣化してしまうため雨漏りの原因になってしまいます。
平らな形状のベランダは勾配が殆どないため雨水が溜まりやすく定期的なメンテナンスが欠かせませんので、お客様に調査内容のご説明をし、ウレタン塗膜通気緩衝工法でのベランダ防水工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
防水工事 足場工事
使用材料
シーカ・ジャパン株式会社 ＤＳカラー・ゼロ
築年数
築30年程
施工期間
3日間
保証年数
1年
工事費用
税込330,000円
現地調査の様子です。
お客様がご心配されていたベランダ床面にひび割れが発生している様子です。
保護コンクリートがひび割れてしまう原因はコンクリートの乾燥収縮になります。
コンクリート内部の水分が蒸発するとコンクリートが収縮し、収縮する力に引っ張られてひび割れが発生してしまいます。
保護コンクリート自体には防水機能は無く、その下の防水層が雨漏りを防いでいますが、ひび割れから浸入した雨水が防水層を傷めてしまい劣化の原因になりますので、やがては雨漏りが発生してしまいます。
防水工事の様子です。
防水工事では先ず既存の汚れを高圧洗浄で除去する作業から行います。
汚れが付着したまま施工すると次の工程で使用するプライマー等の密着が不十分になってしまうので、防水工事を行う際には必ず行う工程で専用の高圧洗浄機にて洗い流していきます。
プライマーを塗る様子です。
下地調整を行い、下地と自着シートの密着を高めるためのプライマーを専用のローラーや刷毛を使用して塗っていきます。
防水工事にて使用したシーカ・ジャパン株式会社の自着シート（通気緩衝シート）です。
こちらは、自着シートの通気機能やセルフ接着性といった機能を維持して約10ｋｇ/巻の軽量化を実現した通気緩衝シートになります。
自着シートを敷設する様子です。
プライマーを塗り終えましたら自着シートを敷設します。
自着シートを敷設する際は、重ね合わせや端末処理、転圧などに注意しながら作業を進めていきます。
自着シートの敷設と併せて雨水を樋へと流す役割を果たす改修用鉛ドレンも設置し、雨漏りを防ぎます。
自着シートを敷設し終えましたら脱気筒を設置します。
脱気筒は防水層の下にある水蒸気を逃がしますので膨れや剥がれを防ぐ重要な役割を果たします。
使用した防水材はシーカ・ジャパン株式会社のＤＳカラー・ゼロになります。
ＤＳカラー・ゼロはウレタン塗膜防水材で液状材料という特性を活かし、下地に合わせた施工と優れた改修更新性を可能とします。
シックハウス症候群を引き起こす原因とされる労働安全衛生法の特定化学物質障害予防規則の対象物質を含んでいませんので安心して使用できる防水材です。
防水材の1層目を塗る様子です。
プライマー塗布後、防水材のＤＳカラー・ゼロを塗っていきます。
防水材の1層目は下地を保護し防水効果を高めるための重要な工程になります。
2層目の塗布の準備を整えるとともに防水工事全体の耐久性の向上に繋がります。
防水材の2層目を塗っていきます。
2層目も1層目と同じく、防水効果を高める重要な役割を果たします。
最低でも2回以上塗布されることで漏水の心配のない防水層を確保します。
トップコートを塗っていきます。
2層目まで塗り終えましたら、ウレタン防水層を保護するためのトップコートで仕上げます。
トップコートは、防水層を紫外線や摩耗から守り、保護する仕上げ材になります。
防水機能を長持ちさせるために必要不可欠ですので、定期的にトップコートを塗り替えることで防水工事の効果を維持することができます。
トップコートで仕上げたらベランダ防水工事が完了です。
雨漏りを未然に防ぐための防水工事が綺麗に仕上がりお客様に大変満足していただけました。
私達、街の外壁塗装やさんでは点検～お見積り作成まで無料にて実施させていただきます。
最適なメンテナンス方法をご提案させていただきますので是非、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年03月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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