横浜市戸塚区戸塚町に在住のF様より
「1階の天井から雨漏りしてしまっている。原因の調査と雨漏りの解決をしてほしい。」
とのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
お住まいにお伺いさせていただき問題の箇所へ案内していただくと、そこには一部黒く変色してしまった天井がありました。
そこでまず雨漏りしている箇所の直上を疑ってみます。
するとそこにはルーフバルコニーがあることがわかり確認に行くと、床面に多数の亀裂や立ち上がり部分のモルタルの剥がれなどが見受けられました。
一般的な流れで行くとこのタイミングで散水試験を行い雨漏りを再現することで、浸入経路の特定をしてから防水工事に進むのですが、Y様のご希望により調査せずに防水工事に進む運びとなりました。
今回の施工事例では田島ルーフィングさんの”GO-JIN”を使用し、通気緩衝工法によるウレタン防水工事をご紹介します。
ご一読くださいませ。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
防水工事
使用材料
田島ルーフィング GO-JIN GOW-2VA工法
築年数
約30年
ハウスメーカー
地元工務店
施工期間
4日間
保証年数
10年保証
建坪
約5㎡
工事費用
詳しくはお問合せください
横浜市戸塚区戸塚町に在住のF様より
「1階の天井から雨漏りしてしまっている。原因の調査と雨漏りの解決をしてほしい。」
とのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
お住まいにお伺いさせていただき問題の箇所へ案内していただくと、そこには一部黒く変色してしまった天井がありました。
こういう場合まず、雨漏り箇所の直上部分を疑います。
直上部分に向かってみるとそこはルーフバルコニーでした。
アスファルト防水のモルタル仕上げと思われる構造で床表面には多数の亀裂もあり、立ち上がり部にもモルタルの欠落などが見られました。
築年数３０年であれば、おそらくここのアスファルト防水シートの劣化によるものだろうと考えました。
本来であればこのタイミングで散水試験を行い、浸入経路の特定をしてから防水工事に入るのですが、Y様のご希望により調査なしで防水工事を進めることになりました。
そこで今回ご提案した防水工事の内容は脱気筒を使用した通気緩衝工法によるウレタン防水工事です。
この工事内容をご提案した明確な理由をご説明します。
防水工事を施工する床面ですが水分を多く含んでいる状態でなんの工夫もなく新たな防水層を形成しても、内部の湿気が水蒸気として防水層表面に立ち昇り、膨れを起こす可能性を抱えています。
そこで湿気を逃がし膨れを抑えることに長けた、脱気筒を使用した通気緩衝工法によるウレタン防水工事なのです！！
それでは防水工事スタートです↓↓↓
まずは高圧洗浄から行います。
長年蓄積された汚れや苔などを削り洗いし綺麗にしていきます。
高圧洗浄中には1階の天井部分から雨漏りが発生したので、雨水の浸入経路はこの床面で間違いなさそうです。
また、今回の施工場所である2階のルーフバルコニーは脚立での出入りが可能な状態だったので、足場なしでの工事となりました。
バルコニーのみの工事の場合は建物内部を通り作業させていただく許可をいただくなどすれば、足場をかけずに工事を組むことができるので数十万円の節約とできます。
高圧洗浄後、乾燥時間を設け翌日の作業です。
余分な凹凸や弱って剥がれてしまっている箇所をケレンによって除去・清掃していきます。
床面の側溝部分が損傷していたため、モルタルによる左官工事で下地調整を行います。
側溝の剥がれたモルタル部分の下にはアスファルト防水シートが顔をのぞかせていました。
細かい側溝部分には左官工事による下地調整を施しましたが、面積の広い平場部分の下地調整には田島ルーフィングさんの”バリボード”を使用します。
もちろん平場も左官工事による下地調整を行う場合もあります。
しかし施工時間・乾燥時間・手間の短縮に有効なため採用しております。
シート同士の継ぎ目は専用のバリテープという防水テープで貼り合わせるので下地としての品質も劣ることなく、貼り付けのみですぐに次の作業へ移行できる優秀な製品です。
水漏れの原因となりやすい排水溝回りです。
築年数が経過しているお住まいですと、目視で確認できない排水溝内部の配管に経年劣化によるひびが入っている可能性が考えられるので、このような工事の際に改修ドレンを設置させていただいております。
既存の排水溝の径より若干細いものを上から内部に差し込む構造となっております。
径が小さくなる分、一度に排水できる水量は減ってしまいますが、よっぽどの大雨が長時間降らない限り問題ありません。
通気緩衝シートを張っていきます。
このシートが床面から立ち昇る湿気を、この後取り付ける脱気筒へと導いてくれます。
通気緩衝シートを通ってやってきた湿気を外に逃がす役割である脱気筒です。
錆びにくいステンレス製のものを使用し、水上側に設置します。
また、しっかりと固定するためにメッシュシートやコーキング材を塗りこみ、補強・防水処理をします。
いよいよウレタン防水の施工です。
使用する建材は田島ルーフィングさんの”GO-JIN”です。
ゴウジンは剛なる強さ(高強度)と靭なるしなやかさ(高伸長)を併せ持つバランスの取れた製品と謳われており、従来のウレタン防水よりも密着性に優れ、浮きや剥がれを起こしにくいよう改良されています。
塗布前に主剤と硬化剤を混ぜるのですが、この鮮やかなムラの無い青色は、上手に攪拌できている証拠です。
メーカーの施工手順書通り２回塗りしていきます。
1層目が塗り終えてから乾燥時間を設けることが必要なので、どんなに小さい施工範囲でも1層目と2層目は日をまたいでしまうことをご理解いただけると幸いです。
2層目を塗り終え、再び乾燥させたら仕上げのトップコートを塗布していきます。
様々な防水層がありますが、基本的に紫外線に弱いという弱点を持っています。
それを補う使命を担っているのが、このトップコートです。
トップコート自体は防水性能を保有しておらず、防水層を紫外線から守り劣化を防ぐ保護塗膜としての役割であり、3～5年に一度くらいのペースで塗ってあげると下にある防水層が長持ちします。
記事内に記載されている金額は2025年02月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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