立平葺きは近年主流になっている金属屋根においてよく見られる工法で、縦葺きの一種です。金属屋根の立平葺きは、長方形の金属板を使用して屋根を施工する方法です。金属材料の優れた耐久性と加工性により、美しい平らな屋根を実現します。
以前は日本の屋根と言えば瓦、そしてその後に広く普及したスレートが一般的でしたが、近年ではガルバリウム鋼板などの金属屋根材を新築に取り入れることもかなり増えてきています。
そこで、まずは金属屋根の特徴からなぜシェア率を伸ばしているかを確認してみましょう。。
1. 優れた耐久性: 金属が使われているものの、その多くには防錆効果が付与されているため耐久性に優れています。外部からの影響に強く、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
2. 軽量で耐震性に優れる: 金属材料は軽量であり施工が容易です。また、他の屋根材と比較してもかなり軽量であるため、地震の際の揺れを軽減させることができます。
地震による被害が多い日本では耐震性を重要視するようになり、屋根材に軽量な金属屋根材を選ぶ方が増えているのです。
3.他にはないデザイン: 金属屋根材の代表格ともいえるガルバリウム鋼板などは豊富な色を取り揃えており、金属ならではのシンプルなデザインが人気です。また、
外壁材としても使用されますが、最近ではその表面のデザインも無機質なものだけではなく一般的なサイディングに近いものも多く開発されています。
金属屋根の立平葺きはその優れた耐久性が特徴です。金属材料は錆びにくく長期間に渡って美しい状態を保つことができます。
また、似たような縦葺きの一種である瓦棒葺きは内部に心木を入れますが、立平葺きは屋根材同士を折り曲げて組み合わせる縦ハゼ・篏合式などによって施工されます。内部で木材が腐食してしまう心配がないため、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
金属屋根の立平葺きは軽量な特徴があり、施工が容易です。軽量な材料は施工時の作業効率を向上させるだけでなく、建物への負担も軽減します。また、金属材料の加工性が高いため、屋根の形状やデザインに柔軟に対応できます。迅速かつ正確に施工を行うことができるため、工期の短縮やコストの削減にも寄与します。
立平葺き（縦葺き）の最大のメリットと言っても過言ではないのが、雨水の流れをスムーズにすることができる縦向きの構造です。横葺きの屋根に比べて屋根の頂点から軒までに雨水の流れを妨げる要素が無く、金属屋根の上をスムーズに流すことができます。そのため雨水が溜まりやすい緩勾配の屋根に立平葺きが積極的に使用されています。雨水が流れやすいということは、それだけ
雨漏りも発生しにくいと言えるのです。
金属屋根の立平葺きはさまざまなメリットを持っています。これらの特長を活かして、建物の屋根に採用することで、長期的なコスト削減や快適な住環境の実現に貢献することができます。
1. デザインの選択肢が限られる
立平葺きは特定の形状と施工方法に基づいているため、他の屋根工法に比べてデザインの選択肢が限られることがあります。建物の外観イメージやデザインにこだわる方は、事前にデザインを確認する必要があります。
2. 専門的な技術と知識が必要
立平葺きの施工には専門的な技術と知識が必要です。施工に携わる職人は正確な測量や寸法を行い、緻密な作業を行う必要があります。また、素材の取り扱いや施工方法にも熟知している必要があります。信頼できる施工業者を選ぶことで、施工の品質と耐久性を確保することが重要です。
立平葺きにはデザインの制約などのデメリットが挙げられますが、雨を排水しやすいというメリットはかなり魅力的に感じられますね。
金属屋根の立平葺きは、耐久性と美観を兼ね備えた屋根工法として注目されています。建物の外観の印象を左右する屋根には、その選択が重要です。メリットとデメリットをバランスよく考慮し、信頼できる施工業者との相談を通じて最適な選択をしましょう。
私たち街の外壁塗装やさんでは、塗装以外にも屋根の葺き替え・カバー工法や外壁の張り替え工事など、お住いの幅広いリフォームに対応しております。
外壁塗装の
料金プランとしては、足場代や高圧洗浄などの工程も含みまして657,800円～（税込）が参考的な費用となっております。その他工事費用なども
現地を調査後、最適なプランでお見積もりを作成いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年05月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
