パミールは経年劣化で傷んでしまう、問題のある屋根材です
パミールの開発背景:
従来のスレート屋根材はアスベストによる耐久性の向上が図られていましたが、アスベストの健康リスクを考慮した結果、ノンアスベストの屋根材が求められるようになりました。その初期に登場したのがパミールです。
パミールの経年劣化問題:
通常、スレート屋根は定期的な塗装によって防水性や耐候性を維持します。しかし、パミールはアスベストを除いても高い耐久性を実現する技術が不十分なまま製造されたため、塗装の有無に関係なく、約10年で劣化し崩れてしまうことが確認されています。
従来のスレート屋根材はアスベストによる耐久性の向上が図られていましたが、アスベストの健康リスクを考慮した結果、ノンアスベストの屋根材が求められるようになりました。その初期に登場したのがパミールです。
パミールの経年劣化問題:
通常、スレート屋根は定期的な塗装によって防水性や耐候性を維持します。しかし、パミールはアスベストを除いても高い耐久性を実現する技術が不十分なまま製造されたため、塗装の有無に関係なく、約10年で劣化し崩れてしまうことが確認されています。
パミール独自の劣化症状
パミールは劣化によって層間剝離を引き起こします。ミルフィーユのように何層にも分かれている特徴的な剥がれ方の為、屋根材がパミールかどうかを見分ける判断にも用いられます。
釘の腐食
パミールでは、使用される釘が腐食する可能性もあります。スレートは基本的に釘によって屋根に固定されているのですが、パミールに使用されていたラスパート釘では一部に問題があったことが分かっています。
釘は金属ですので、錆びてしまうと耐久性が大幅に落ちてしまいます。パミールを固定するために使用されていたラスパート釘の中にはメッキ層が不足していたものがあり、通常よりも錆びやすいという欠点が存在していたのです。釘が腐食して屋根材を固定しておけなくなると、破片ではなくパミールそのものが落ちてきてしまうケースもありますので、お住いの屋根がパミールだと分かりましたら早めに解決しておく必要があります。
釘は金属ですので、錆びてしまうと耐久性が大幅に落ちてしまいます。パミールを固定するために使用されていたラスパート釘の中にはメッキ層が不足していたものがあり、通常よりも錆びやすいという欠点が存在していたのです。釘が腐食して屋根材を固定しておけなくなると、破片ではなくパミールそのものが落ちてきてしまうケースもありますので、お住いの屋根がパミールだと分かりましたら早めに解決しておく必要があります。
パミールの問題を解決する方法とは
塗装を提案してくる業者には注意:
パミールは上記でご紹介したような劣化症状が始まる前に塗装をしたとしても、必ず傷みが発生しますので工事の意味が無くなってしまいます。せっかくコストをかけて塗ったとしても近い内に屋根葺き替えなどが必要になるため、無駄な出費となってしまうのです。
また、2008年に販売が終了したことを考えると、現在残されているパミールはほとんどに剥離症状などが見られる状態です。そのような屋根に塗装を勧めてくる業者は、「スレート=塗装が必要」という知識のみで提案をしている可能性が高いため、必ず相見積もりなどで対応を比較してみるようにしましょう。
メーカーからの補償は受けられない:
パミールを製造するメーカーによる補償制度が存在しますが、一般的には限定的な範囲で適用されます。
以前はパミールのメーカーであるニチハからアスファルトシングル材の「アルマ」での屋根カバー工法による対応が行われていましたが、あくまでも屋根材のみの支給でした。その他必要な足場や防水紙・棟板金などの材料費や施工費はお客様負担となっています。
また、補償を受けられる期間も決まっており、築10年以内の不具合のみが対象です。現在では最後の製造から15年程が経過しているため、どのパミール屋根も補償を受けられる対象にはならなくなってしまっています。
そのため、パミールは屋根塗装をしないという注意点の元、別の工事で問題解決を図りましょう。
パミールは上記でご紹介したような劣化症状が始まる前に塗装をしたとしても、必ず傷みが発生しますので工事の意味が無くなってしまいます。せっかくコストをかけて塗ったとしても近い内に屋根葺き替えなどが必要になるため、無駄な出費となってしまうのです。
また、2008年に販売が終了したことを考えると、現在残されているパミールはほとんどに剥離症状などが見られる状態です。そのような屋根に塗装を勧めてくる業者は、「スレート=塗装が必要」という知識のみで提案をしている可能性が高いため、必ず相見積もりなどで対応を比較してみるようにしましょう。
メーカーからの補償は受けられない:
パミールを製造するメーカーによる補償制度が存在しますが、一般的には限定的な範囲で適用されます。
以前はパミールのメーカーであるニチハからアスファルトシングル材の「アルマ」での屋根カバー工法による対応が行われていましたが、あくまでも屋根材のみの支給でした。その他必要な足場や防水紙・棟板金などの材料費や施工費はお客様負担となっています。
また、補償を受けられる期間も決まっており、築10年以内の不具合のみが対象です。現在では最後の製造から15年程が経過しているため、どのパミール屋根も補償を受けられる対象にはならなくなってしまっています。
そのため、パミールは屋根塗装をしないという注意点の元、別の工事で問題解決を図りましょう。
最適な解決方法は、屋根カバー工法か屋根葺き替え工事を行うことです。屋根カバー工法であれば既存の屋根材の処分費が掛からないため、葺き替え工事に比べるとコストを抑えて施工が行えます。屋根を2重にすることで断熱性や遮音性の向上も見込まれるため、選ばれることの多い工事です。
ただ、いつかはパミールを処分しなければならなくなりますので、葺き替えもオススメのリフォームです。ノンアスベストのパミールは処分の際の費用もアスベスト含有のスレートと比較して安くなりますので、葺き替えで完全に新しい屋根にしてしまうのも一つの手です。
まずはお住いのスレートが塗装できるものか知りたいという場合には、私たち街の外壁塗装やさんの無料点検をぜひご活用ください。
参考費用として、屋根葺き替え工事は約150~200万円程となっております。詳しいお見積もりなどは無料点検にてぜひご相談ください!
記事内に記載されている金額は2023年06月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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