窯業系サイディングの目地や
棟板金・笠木の合わさり部など、お住まいを施工する上ではどうしても
「隙間」が出来てしまう場所があります。
そうした場所を中心に非常に幅広く活躍しているのが、
「シーリング（コーキング）」です(^^)/
しかし、その一方でシーリングの劣化は
雨漏り被害の原因にも繋がるリスクとなりますので注意が必要です(>_<)
そこで、この記事では
シーリングの役割をはじめ劣化進行が雨漏り被害に繋がる理由や原因まで詳しい情報を解説いたします！
シーリング（コーキング）はもともと半液体とも言える状態で、施工後徐々に乾燥する事で弾性・柔軟性に優れた素材と変化していく特性を持っています！
その為、構造上どうしても出来てしまう「隙間」に打ち込まれる事で、雨水の浸水を防止する役割を担っています(#^^#)
洗面台などの水廻りをはじめ、棟板金・笠木板金の合わさり部など屋内外を問わずに活躍している部材です！
また、外壁材の種類の一つである窯業系サイディングの「目地」部分においてもシーリングは欠かす事が出来ません！
地震発生時の揺れなどを吸収する緩衝材としての役割を担う事で、外壁材が割れてしまう事態を防いでいます。
シーリングは止水処理はもちろん緩衝材としても大きな役割を担っており、さらに簡易的な方法で行われる補修材としても幅広く活躍しています。
冒頭でもお伝え致しました通り、シーリングの劣化は雨漏り被害を招いてしまいます(>_<)
それは、シーリングの劣化症状である硬化・ひび割れ・剥離・断裂などによって隙間を生じさせてしまう為です。
知らず知らずの内に浸水を生じさせてしまい、被害を拡大させてしまうケースも多いため注意が必要です(;_:)
また、シーリングの劣化原因として大きな要因となるのが「紫外線」です！
その為、特に太陽光を日常的に受け続ける屋根・外壁に施されたシーリングは、劣化が進行しやすい環境にあると言えます。
雨漏りを未然に防ぐ為には約10年を目安として、「シーリング打ち替え工事」などによるメンテナンスを行っておくことがポイントです！
続いて、実際に調査委にお伺いさせて頂いたシーリングの劣化を要因とした雨漏りの現地調査の様子をご紹介いたします！
墨田区墨田にお住まいのお客様より「自宅で2ヶ所雨漏りが発生している為、調査・修繕のお見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺いいたしました。
雨漏りが発生している建物は、鉄骨造3階建ての住宅になります。
外壁は全面タイル貼りの外壁となっており築25年経過しておりますが、これまで全体的なメンテナンスは行ってこなかったとのことでした。
まず、現地調査の様子をご紹介させて頂く前に、タイル張りの特徴を以下にご紹介いたします！
1. 耐久性が高い
タイルは土や石、砂といった自然素材でできた無機物であり、耐候性に優れています。高温で焼き固められ成形されたタイルは、耐傷性にも優れており、ほこりや砂、物をぶつけても傷がつきにくい特徴があります。
2. 汚れに強い
タイル外壁は水を吸いにくいため、汚れに対する耐性が高く、綺麗な状態を長く維持することができます。また、塗装によってさらに汚れに対する耐性を高めることができます。
3. メンテナンスが比較的簡単
タイル外壁は耐久性が高いため、定期的なメンテナンスが必要ないとされることがあります。ただし、塗装による保護や外的要因からの保護のために定期的な点検はおすすめされます。
4. 質感が豊か
塗装によってタイル外壁にツヤを与えることができ、新品のような質感を演出することができます。外観を美しく保つためにも塗装は有効な手段と言えます。
5. 外観のバリエーションが豊富
タイル外壁は色や形、質感などのバリエーションが豊富であり、建物の外観を自由にデザインすることができます。外壁のデザイン性を重視する方にとっては魅力的な選択肢と言えます。
上記の通り、タイル張りは機能性・デザイン性に優れる外壁材です。
しかし、その一方でタイル同士の合わさり部である「目地」が多く、そこに施されたシーリングの劣化には注意する必要があります(>_<)
雨漏り箇所を室内から確認を行いました。1か所目は建物3階の部屋になります。
写真の赤丸部分に黒ずみが生じており、クロスの表面を清掃しても落ちないとの状況を考えるとクロスの下地として使用されているボードに水分が染み込んでしまい黒カビが発生していると考えられました。
雨漏りを放置してしまうと内装に使用されている建材が水分を吸収し、カビが繁殖しやすい環境となります。 サッシ付近に雨漏り特有の症状が発生しておりましたので確認すると、外壁タイルとサッシの取り合い部分のシーリングが劣化して大きく
隙間が開いてしまっている状態でした。
シーリングは防水の役割を担っており、劣化により隙間が生じてしまうと防水性が低下して雨漏りの原因となります(>_<)
2ヶ所目は2階の和室になります。
こちらは、サッシの桟付近で雨染みが多く確認されました。
壁面の上部には染みが無いことから、窓枠周りからの漏水と判断できます。
3階と同じく外部を確認すると、こちらのシーリングにも3階と同様の症状が発生している状態でした。
その為、雨風が強い際に雨が壁面に吹き付けることで
シーリングの隙間から雨水が浸入していると推測されました！
築25年経過していることから、シーリングには全体的に経年劣化の症状が発生しておりました。
このままでは、現在雨漏りが発生していない箇所でも雨漏りが発生してしまうリスクが高い状態です(>_<)
先々の事を考え、建物全体のシーリング工事のご提案を行いました！
私達「街の外壁塗装やさん」では塗装工事はもちろん、今回ご紹介させて頂いた様な雨漏りの調査・修繕工事にも力を入れております！
シーリングにひびが入っている状態をご心配されている方や雨漏り被害に遭われお困りの方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。
現地調査やお客様のご要望をお聞きした上で、最適な工法・材料による工事のご提案をさせていただきます(^^)/
記事内に記載されている金額は2024年10月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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