大切なお住まいを健全に維持するために必要な外壁塗装。皆さんは、
外壁塗装がどのような工程で進んでいくかご存じでしょうか？実際に自分で作業するわけではないので知る必要がないとお考えの方もいるかもしれませんが、満足いく外壁塗装のためには、お客様自身も外壁塗装の工程を把握しておく必要があるのです。ここからは、外壁塗装の工程がどのようになっているかの解説と、なぜ工程を把握しておく必要があるかを説明していきます。
日本の住宅は2階建てが多く、ほとんどの場合に
足場仮設が必要になります。費用が掛かってしまうため、足場を組まないで工事できないか？というお問い合わせをいただくこともありますが、塗装の仕上がりや従業員の安全確保のため、何卒ご理解をいただきたい部分です。
続いては、下地処理です。目地やサッシに施されている
シーリングやクラックの補修を行います。金属や木部への塗装であればケレンがけも行い、塗料をしっかりと塗装面に密着させるための準備を行います。高性能な塗料を使っても、下地処理が不十分だと塗料の性能を十分に発揮できないので、重要な工程です。
上から塗料を塗ってしまえば作業したかどうかが分からなくなってしまうので、悪質な業者に依頼すると手抜き工事をされやすいポイントです。冒頭で、工程を把握しておく必要があるといったのは、工事が完了するまで業者任せにしてしまうのではなく、ポイントポイントで正しく施工されているかをチェックするべきだからです。
塗装に進む前に忘れてはいけないのが養生です。作業者も気を付けて作業しますが、塗料を全く飛散させずに塗装を終えるのは至難の業です。そのため、塗装を行わない部分や庭、車やバイクなどに塗料が付着しないよう養生を行うのです。
ここまでの工程を終えたら、いよいよ塗装を行っていきます。外壁塗装や屋根塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを行うのが一般的です。ここで行う下塗りでは、下塗り専用の塗料を使用して、上から塗る仕上げ塗料を密着するように整える、接着剤のような役割を果たします。塗布が終わった後は、中塗り・下塗りに進む前にしっかりと塗料を乾燥させます。
最後の工程となる中塗り・上塗りです。仕上げ塗料を重ね塗りして仕上げることで肉厚で耐久性のある塗膜に仕上がります。
塗料の乾燥を待って複数のスタッフで塗り漏れ・塗りムラがないかを確認してからお客様にご確認いただき、養生の撤去・足場の解体・清掃を行って塗装工事の完了です。
いかがでしたでしょうか？以上が外壁塗装の全工程です。残念なことですが、外壁塗装業者の中には手抜き工事やいい加減な工事を行う業者が存在しますので、塗装工程を把握し、いい加減な工事をされていないかチェックすることが住まいを守ることに繋がります。
記事内に記載されている金額は2023年08月30日時点での費用となります。
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