
「そろそろ外壁の塗り替え時期かな…」
「でも塗料の種類が多すぎて、何を選べばいいか分からない」
「できれば費用は抑えたいけど、すぐにダメになるのは困る」
外壁塗装をご検討中の方なら、一度はこんなお悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みをお持ちの方にぜひ知っていただきたい塗料「ファインパーフェクトトップSi」をご紹介します。
「シリコン塗料と同じくらいの価格なのに、長持ちする」と、今プロの間でも注目を集めているこの塗料。
いったいどんな特徴があるのか、分かりやすく解説していきます。
そもそも「ラジカル制御形塗料」って何?
ファインパーフェクトトップSiは、「ラジカル制御形塗料」という種類に分類されます。
「ラジカル?聞いたことないな…」という方も多いと思いますので、まずはここから解説しますね。
外壁が劣化する原因「ラジカル」とは?
塗料には色をつけるための「酸化チタン」という白い成分が含まれています。
この酸化チタンに紫外線が当たると、「ラジカル」という物質が発生します。
このラジカルが塗膜(塗料の膜)を内側から攻撃して、劣化を早めてしまうのです。
外壁を触ったときに白い粉が手につく「チョーキング現象」をご存じですか?
実はこれ、ラジカルによって塗膜が劣化したサインなんです。

ラジカル制御形塗料の仕組み
ラジカル制御形塗料は、このラジカルの発生を2段階でブロックします。
第1のバリア:高耐候酸化チタン 酸化チタンの周りに特殊なバリア層を作り、ラジカルの発生自体を抑え込みます。
第2のバリア:光安定剤(HALS) 万が一バリアの外にラジカルが漏れ出しても、光安定剤がキャッチして無力化します。
この「二段構え」の技術によって、従来のシリコン塗料よりも長持ちする塗膜を実現しているのです。
ファインパーフェクトトップSiとは?
ここからは、本題の「ファインパーフェクトトップSi」について詳しく見ていきましょう。
製品の基本情報
| 項目 | 内容 |
| メーカー | 日本ペイント株式会社 |
| 種類 | ラジカル制御形シリコン系ハイブリッド塗料 |
| タイプ | 弱溶剤・1液タイプ |
| 期待耐用年数 | 約12〜15年 |
日本ペイントは、関西ペイント・エスケー化研と並ぶ国内3大塗料メーカーのひとつ。長年の実績と信頼があるメーカーが開発した塗料ですので、品質面でも安心感があります。
豆知識
2025年3月に「ファインパーフェクトトップ」から「ファインパーフェクトトップSi」へ名称が変更されました。「Si」はシリコン系であることを分かりやすく示すためで、性能や成分に変更はありません。
ファインパーフェクトトップSiの5つの特徴
この塗料が選ばれている理由を、5つのポイントに分けてご紹介します。
特徴① 紫外線に強く、長持ちする
ラジカル制御技術により、JIS規格の耐候形1種という高い基準をクリア。
促進耐候性試験(人工的に劣化を早める試験)では、3000時間を超えても光沢保持率80%以上を維持したという結果が出ています。
つまり、塗りたての美しさが長続きするということですね。
特徴② 汚れがつきにくい「親水性」
塗膜の表面が「親水性(水になじみやすい性質)」を持っているのも大きな特徴です。
雨が降ると、水が汚れと塗膜の間に入り込み、汚れを浮かせて洗い流してくれます。いわば「セルフクリーニング効果」ですね。
交通量の多い道路沿いや、排気ガスが気になるお住まいにもおすすめです。
特徴③ 藻やカビの発生を抑える
防藻・防かび機能も標準搭載されています。
日当たりの悪い北側の壁や、湿気がこもりやすい場所でも、藻やカビの発生を抑えてくれます。緑色の汚れに悩まされている方には嬉しい機能ですね。
さらに、オプションで「強力防かびタイプ」も選択できます。
特徴④ 幅広い素材に対応できる万能さ
ファインパーフェクトトップSiは「弱溶剤タイプ」の塗料です。
弱溶剤タイプは下地への密着性が高いため、外壁だけでなく鉄部・木部・雨樋などの付帯部にも使用できます。
対応素材:モルタル・コンクリート、窯業系サイディング、金属系サイディング、ALC(軽量気泡コンクリート)、鉄部・アルミ・ステンレス、木部・FRP
「外壁と付帯部で別々の塗料を使う」となると管理が煩雑になりますが、この塗料なら1種類でまとめて対応できるのが便利ですね。
特徴⑤ 職人さんからも好評の塗りやすさ
実は、塗料の性能だけでなく「塗りやすさ」もファインパーフェクトトップSiの魅力です。
・塗装時の「グリップ感」が良く、滑りにくい
・肉厚感があり、下地が透けにくい(かぶりが良い)
・レベリング性が高く、刷毛跡が残りにく
塗りやすい塗料は、仕上がりのムラが出にくく、施工品質が安定します。結果として、塗料本来の性能を最大限に発揮できるのです。
メリット・デメリットを正直にお伝えします
どんな塗料にも長所と短所があります。ファインパーフェクトトップSiのメリット・デメリットを正直にお伝えしますね。
メリット

デメリット・注意点


気になる費用はどのくらい?
ここが一番気になるところですよね。
施工単価の目安
ファインパーフェクトトップSiの施工単価(3回塗り・材工共)の目安は以下の通りです。
| 項目 | 価格目安 |
| 施工単価 | 2,200〜3,000円/㎡ |
他の塗料と比較してみましょう
| 塗料の種類 | 施工単価(㎡) | 耐用年数 |
| シリコン | 2,500円~3,500円 | 10〜13年 |
| ラジカル制御 | 3,000円~4,000円 | 12〜15年 |
| フッ素 | 4,000円~5,000円 | 15〜20年 |
| 無機 | 4,500〜5,500円 | 18〜25年 |
ご覧の通り、シリコンとほぼ同じ価格で、シリコン以上の耐久性があることがお分かりいただけると思います。
こんな方にファインパーフェクトトップSiがおすすめ!
ここまでの内容を踏まえて、この塗料が特におすすめの方をまとめました。

まとめ:「ちょうどいい」を求める方に最適な塗料
いかがでしたでしょうか?
ファインパーフェクトトップSiは、
・シリコン並みの価格
・シリコン以上の耐久性
・フッ素に近いコストパフォーマンス
という「ちょうどいいバランス」を実現した塗料です。
「高すぎる塗料は手が出ないけど、安すぎるのも不安…」 そんな方にとって、まさに最適な選択肢と言えるのではないでしょうか。
外壁塗装のご相談はお気軽に
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当社では、無料で現地調査・お見積りを承っております。
プロの目で外壁の状態をしっかり診断し、お客様のご予算やご希望に合わせた最適なプランをご提案いたします。
もちろん、「まずは話を聞いてみたい」という段階でも大歓迎です。
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