こちらは経年劣化により外壁表面が色褪せ、コケも生えている状態でした。
塗膜が生きている状態であればこのようなことにはならないので塗膜も寿命が来ていますね。
大きく劣化しているような状態ではないので良い塗り替えのタイミングだと思います。
これはチョーキングと言って塗膜の劣化により塗料の成分である顔料が粉となって吹き出してくる現象です。
これは明確にわかる外壁の劣化症状ですのでこれが確認できたらすぐに塗り替えの依頼をしましょう。
目地は隙間ができてしまうと雨水の侵入により雨漏りの可能性が高まるのでこの機会に打ち替えで新品に交換するのが良いかもしれません。
コケが外側にびっしり生えていました。コケは直ぐに樋を破損させるわけではないですが放置していればいずれ腐食してしまうので今のうちに除去して生えにくい環境を作りましょう。
庇は金属でできているため塗膜が劣化すると錆が発生する可能性が考えられます。今はまだ出ていないので今のうちに予防しておくと奇麗なまま保つことができます。
軒天所は住宅内の湿気を逃がす役割を担っているため塗膜が劣化して透湿性が下がるとコケや、中に湿気がたまり内壁の雨漏りやシミの原因になってしまいます。
屋根は普段あまり目につかないためなかなか気にされる方も少ないですが、屋根が破損してしまうと一番の雨漏りの原因となってしまいますのでできれば定期的なメンテナンスは行いたいです。
塗装ができないような状態までになるとカバー工法や葺き替えなど塗装よりも大きく費用が掛かってしまう補修をしないといけなくなります。
記事内に記載されている金額は2023年10月18日時点での費用となります。
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