軒天塗装を行います
軒天は軒天井とも呼ばれます。建物の外壁から突き出している屋根やバルコニーの裏の天井の部分のことです。あまり意識してよく見る機会はないと思われますが、軒天も直接太陽光による紫外線に当たることはないにせよ屋根や外壁と同じように雨風にさらされている為、劣化が進行しやすい箇所になります。
また、屋根やバルコニーから防水性能が低下して雨水が侵入している場合、軒天の塗膜が剥離してくる場合もあります。
まずは外壁と同じように高圧洗浄を施工していきます。ホコリや汚れを落として乾燥させたのち、水がまわって塗膜が剥がれ落ちていた箇所を補修していきます。
ここで軒天の役割について説明します。
*屋根の垂木(たるき)や野地板を隠す外観上の役割
*不燃材を使用して、火災の際に屋根裏の炎上を減少や防止する安全面での役割
*有孔板(穴がたくさん開いてる天井板)や換気口などから空気を取り入れて天井裏の結露やカビを防止してくれる換気の役割
軒天に使用される塗料は主にEP(エマルションペイント)、NAD(アクリル樹脂系非水分散形塗料)と分類されるものがあります。
*EPとは水性なので水で薄めることができて安全とされています。NADより安価とされてますが密着性は比べると落ちます。
*NADとは溶剤系塗料でEPに比べて密着性や耐水性が高いことと、ヤニ止め効果があります。
今回はアステックペイントのマルチエースⅡを使用して軒天塗装しました。
軒天、内外装用に塗装できる弱溶剤系塗料です。防カビ、防藻性の効果の期待できる塗料で、低臭のためシックハウス対策に有効とされています。つやがないタイプの塗料で、落ち着いた仕上がりになります。
この塗料を上塗り2回で仕上げていきます。塗料が飛散しやすいので外壁などを仕上げる前に塗装していきます。
軒天は日光が当たらない部分になりますので、基本的に白などの明るい色が多いです。光を反射するので軒下も明るくなります。白があんまりという方は外壁色に合わせていく場合も多いです。屋根色に合わせて濃色にすると重厚なイメージに変わります。
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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