劣化して色褪せしてしまったスレート屋根をファインパーフェクトベストを使用して塗り替えしました!
建物の外壁と比べて屋根は直射日光が当たる時間が一年を通して多く、紫外線による素材のダメージはとても大きいです。なかなか自分で直視することのない屋根ですが、劣化してひび割れしていないか、ズレてなくなっていないか、定期点検する必要があります。
今回のスレート屋根とは、一般住宅に広く使用されている屋根材です。デザイン性が高く、薄く軽量で耐震性にも優れていて、広く普及しています。
一般的にスレート屋根の寿命は2.30年といわれていますが、定期的な塗装メンテナンスを行わないと劣化してそこまで持たないのが現実です。
表面の塗膜が劣化して剥がれてしまうと素材のセメント成分が水分を吸収してしまい、ひび割れから建物全体に広がってしまい劣化が進行してしまいます。また、日当たりの悪い北面はコケが生えやすく、発生しまった場合は、防水効果がなくなっていることを示します。
このような色褪せの劣化やコケの発生などの症状が目に見えて現れてきた場合がメンテナンス時期のサインです。
また、スレート屋根はほぼ全部の屋根に棟という板金でできた部位があります。これは板金なので錆が発生したり、釘で打ち付けてあるので釘が浮いてきてしまう場合があります。この場合もメンテナンスが必要になります。
まずは、棟板金を錆止め処理していきます。錆を落としたり、素材と塗料の密着を良くするためにサンドペーパーでケレン作業をしていきます。その後、錆が新たに発生しないように錆止めを塗布していきます。これは上塗り塗料との密着をよくする働きも兼ねています。板金の穴や釘頭、ジョイント部分の継ぎ目には、コーキング処理が重要になります。これを怠ると雨漏れの原因となります。
次に、下塗りを塗布していきます。屋根の経年劣化がひどい場合は、吸い込みが激しいので下塗りを2回以上塗布する必要があります。しっかり乾燥させて上塗りを2回塗布していきます。
今回使用したニッペファインパーフェクトベストは従来のシリコン塗料よりも塗膜が劣化しません!
塗膜の色の元である顔料、それに含まれる酸化チタンは紫外線を吸収するとラジカル因子が発生します。このラジカルはさまざまなものを破壊してしまう性質を持っており、チョーキング現象などの塗膜の風化現象の原因となってしまいます。ファインパーフェクトベストはこのラジカルの発生を制御してくれる機能があるので、塗膜が劣化しにくく長い耐久性を発揮してくれます。とてもおススメの塗料です。
記事内に記載されている金額は2022年05月10日時点での費用となります。
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