左が塗装前の写真になります。だいぶ劣化してしまっており、所々にひび割れてしまっている箇所も多くみられます。このような状態で塗装を行っても十分な効果が発揮できません。そのため塗装する前にしっかりと下地処理を行うことが大切です。まず、ケレン作業という塗装前の錆、既存の塗膜が剥がれている箇所を除去していく作業をします。この作業を行うことにより、被塗面に凹凸を付けて、塗料の付着をよくすることができます。ケレンを充分にせずに錆び止め塗料や鉄部用塗料を塗布しても耐久性はあまり期待できません。それどころか、ケレン作業が不十分だとキレイに仕上らないだけでなく、塗装して数ヶ月もたたないうちに内部に錆びが発生したり、塗料が剥げてきたりしてしまいます。
ケレン作業が終わりましたら、 再び錆が発生しにくくするために錆止めの塗料を塗っていきます。錆止めは、鉄部を塗装する際に下塗りとして行う作業です。錆止めを塗らないで、中・上塗りをすると、直ぐに剥がれてくる可能性があるので注意が必要です。
また、錆の上に錆止め塗料を塗装しても、効果はありません。既に発生している錆の内側には空気の層が出来しまっており、たとえ丁寧に錆止め塗料を塗装したとしても、塗料の内側で錆が増えてしまいます。こういったことが起こらないようにするためにも先ほどのケレン作業をしっかりと行う必要があります。
錆止めが完了してしっかりと乾燥した後、仕上げ工程に入っていきます。上塗りと中塗りを行い仕上げていきます。上塗りの役割としては、中塗りで生じた色ムラや気泡を覆い隠す、雨風や汚れから外壁を守るといった機能が挙げられます。次に中塗りですが下塗り材の色を消す、上塗り材の密着をより高めるといった役割があります。左と真ん中の写真が上塗りと中塗りの写真、右の写真が塗布後の写真になります。
最後に塗り残しがないか、しっかりと確認をして完了となります。とても綺麗に仕上がりました。
記事内に記載されている金額は2022年05月20日時点での費用となります。
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