今回塗装を行った
厨房の床は日々厳しい環境で使用されています。例えば、熱湯を多く使う厨房ではその熱衝撃により、小さなひびが生じて、そこから水が浸入し下地のコンクリートまで達すると、次第に塗り床が浮き、剥がれにつながります。調理器具も床に落下することもあるので、厚さのある重厚な材料と仕様を組むことが大切です。
また、ふきん・まな板の殺菌のためにアルコールや次亜塩素ナトリウムを使用します。塗り床材は長く高濃度の殺菌洗浄剤が接触した場合、変色することがあります。そしてその薬品の浸食作用で塗膜がもろくなることも剥がれにつながる一因といえます。
以上のように厨房の床は常に過酷な条件にさらされています。そのため、
塗装を行う際は事前の打ち合わせにおいて使用用途から想定される「耐熱性」「耐酸性」「耐衝撃性」を明確にし、その使用条件に対応できる塗り床材を選定することが重要です。
塗り床の塗装工事の工程として一番はじめに行う工程が下地処理です。この下地処理を丁寧に行わないと、どんなに品質の良い塗料を使っていたとしても良い仕上がりになりません。塗床の旧塗膜の剥離除去、コンクリート下地の研磨をしっかりと行うことによって、床の設置面の密着性を高め、長期間剥がれない塗り床が実現できます。
この下地処理が終わったら、コンクリートと床材の密着性を最大限に高めるため、プライマーを塗布します。その後、下塗り・上塗りを行っていきます。
今回使用した塗料のジョリエースEは幅広い用途に対応する塗り床のスタンダード製品です。光沢があり、薬品等の使用場所といった耐摩擦性の必要な床に最適な塗料です。
綺麗に仕上がりました!
水や油で滑りやすい床、床の劣化で段差が生じてしまっていた場合、転んでケガをしたり、事故が起きてしまう可能性があり、安全に作業することはできません。
安全な作業環境を確保するためにも
事前の打ち合わせをしっかりと行ったうえで、塗床工事を行いましょう。
私たち街の外壁塗装やさんでは、塗床工事の相談も承っておりますので、床の塗り替えで気になることがある方はお気軽にお問い合わせください!
記事内に記載されている金額は2022年07月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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