骨組みを始めとして住まいの建材として今なお中心的存在である木材ですが、そのまま露出させていると腐食によって劣化がしやすくなってしまうためメンテナンスは不可欠です。今回はそんな木材で出来ている破風板のメンテナンスの様子とその時に使用する塗料についてご紹介いたします。
一般的に、
外壁塗装のメンテナンスの時期は10年程度が目安と言われています。
しかし
木は調湿作用が働く際に伸縮する性質があり、それに伴い塗膜の強度が弱まります。そのため使う塗料の成分や環境的な要因によって変わってきますが、
木部の塗装タイミングは3~5年程度と金属などと比べるとかなり塗り替え時期が短めです。また、色あせてきたり、塗膜が剝がれるといった劣化状況が見られた場合もメンテナンス時期が来たといえます。
もし、塗膜の劣化を放置してしまうと傷みで美観を損ねてしまうばかりか建物の内部に水が浸透してしまい、お住いそのものの耐久性を脅かしてしまう恐れがあります。木材の腐食を防ぐためにも劣化が目立つ前に塗装でのメンテナンスをしっかりと行いましょう。
次に今回行ったメンテナンスの様子をご紹介いたします。
今回は屋根の軒先の端に付いている「破風板」のメンテナンスを行いました。破風板とは屋根と屋根の妻側に山形に付けられた板のことです。
この破風板は防水・防火・防風といった建物にとって重要な役割がありますが、建物の中でも特に厳しい自然環境にさらされる場所でもありますので劣化の進行が早いといった特徴があります。
はじめに黒ずみやホコリなどといった汚れを取り除きます。
次に塗料を塗っていきます。今回使用した浸透型木部保護塗料は
木材に浸み込ませ、内面から保護する塗料です。木材に染み込ませることで
内部から撥水、防腐、防カビなどの機能を発揮します。
浸透型は塗膜がないため、保護という点では、造膜型よりも耐久性・耐水性が低めです。しかし
定期的なメンテナンスで木材を守ることができます。
この浸透型は表面に色が付くわけでなく
内部に塗料を浸み込ませるため、木の木目をそのまま活かすことができます。もちろん、手触りもそのまま、木の風合いが感じられるでしょう。木が持つデザイン性を損なうことがありません。
綺麗に仕上がりました!
破風板の修理は小規模な工事ではありますが、高所作業になるため足場を設置しての工事になります。そのため外壁塗装などの足場を設置する工事とセットで施工をすることで、
修理費用を大幅に安くすることができます。足場を設置するだけでもそこそこ費用がかかってしまいますので、もし破風板のメンテナンスをご検討される場合は外壁塗装もご検討してみてはいかがでしょうか。
記事内に記載されている金額は2023年08月24日時点での費用となります。
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