神社の台風被害。
大阪市大正区の天満宮へ台風被害の調査に伺いました。
被害が有ったのは社務所にあたる建物です。台風から1年以上経過しての調査になります。
台風直後は弊社が忙しいのがわかっていたので、ある程度落ち着く時期まで待っていたそうです。
気を使っていただき有り難い事です。被害も主に樋関係と面格子、波板でしたので急を要するものでなかったのが幸いしました。これから詳しく調査を開始します。
樋の破損。
社務所に入る1階入口の玄関庇部分の樋が割れて破損しています。
相当大きな力が加わって割れたようです。軒樋、竪樋とも破損しているので、交換するしかないですね。
樋には受け金具がついて居ますが使用できるものは使っていくようにします。少しでもコストを抑えた方法で施工するように検討したいです。
建物の中でも樋はあまり重要視されない傾向にありますが、樋が破損すると場合によっては雨水が建物の中に侵入し構造体の腐蝕に繋がる事も有るので大事な部位になります。
今回の破損個所は建物の中に侵入するような破損状態でなかったのが幸いしました。
一般住宅の軒樋は大きく分けて、丸型、角型に分かれます。もっとも多く使われているのが丸型になります。
角型の方がコストが高くつくので、敬遠される場合が多いと思います。見栄えを考える方は角型にされる場合が多いです。機能的には丸型、角型どちらも変わりません。
防犯対策に面格子は必要。
アルミサッシ窓に付いている縦型面格子が飛散しています。防犯上早急に取り替えの必要が有ります。
建物の1階部分の窓には、ほとんど防犯対策として面格子が取り付けていますが、こちらの場合片方の窓しか面格子が付いていなかったように見えますが、1階部分のすべての窓には面格子を取り付ける必要が有ります。
面格子もいろんな種類があり、縦格子、横格子、ラチス型、鋳物飾り型、スクリーン型、等が有ります。用途や好みで選ぶことが出来ます。
面格子をおしゃれなものに交換するだけで、建物の印象もぐっと変わってきますので、検討する価値も有ります。
樋の寿命は何年?
次は大屋根の方を見ていきます。一見被害が無いように見えますが、よく見ると軒樋が何かの飛来物が当たりへこみや、変形している部分が見えます。
当面水掃けには影響がないと思われますが、建物が築40年経過しているのでこの機会に取り替えの方向で検討する方がベストだと思います。
木製のテラスは強度に欠ける。
建物の玄関庇代わりに波板で屋根を組んでいましたが、その部分の波板が飛散していました。
下地の木も一部無くなっているので、下地の補強と波板貼りが必要になります。
予算次第で木下地を撤去しアルミ製のテラスを取り付けると、現状よりも強度が出ます。
地球環境も変わり、台風等も大型化しているので、そういった対策も考える必要が有ります。
記事内に記載されている金額は2020年01月11日時点での費用となります。
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