目地のシーリング劣化、剥離が激しく樋の変色、劣化が目立ちます。
地盤の沈下もある程度沈下すると落ち着く可能性もありますので現状での補修を検討することになります。
廊下までの通路は土間洗い出し仕上げになっています。所々石が剥離してなくなって見栄え的には悪くなっています。
土間の洗い出し仕上げは年数が経過するとどうしても剥離現象が起こりやすくなるので違う工法で検討の余地があります。
ひび割れしている廊下の土間部分の改修工法としてはクラック部分をカットしモルタル補修で段差をなくしノンスリップシートを貼っていく工法を提案したいと思っています。
通路部分の土間は現状の洗い出しを全面撤去し下地調整後、速乾性
ボージン
コート
塗装仕上げを提案したいと思っています。
雨が屋根だけに負担がかかり、屋根と樋で建物を守るので樋の点検も定期的に気にかける必要があります。
樋は軒樋と竪樋で構成されています。屋根からの雨水を受けるのが
軒樋
です。軒樋には集水器と言って軒樋に勾配をつけて雨水を集める所があります。軒樋の勾配が旨くついていないと雨水が集水器に集まらず軒樋から溢れる状況になり外壁を痛めることになります。雨降りの日には軒樋から雨水が溢れていないか点検するようにしましょう。溢れるとお隣にも迷惑を掛けることになるので注意が必要です。
竪樋の下部
も物がぶつかり破損する場合が多く見られます。溢れた雨水を
放置すると地盤の沈下につながる場合もありますので年に1回ぐらいは注意してみてくださいね。
定期的に建物の周りをよく観察し、メンテナンスをすることが建物の耐久性をアップすることに繋がります。たかが樋と思わず樋が雨水から
大事な建物を守っています
。ちなみに写真の建物は間口が約
10mありますが集水器は片面に1か所しかありません集水器は
5mに1か所ぐらいが理想です。大雨の時には雨水が溢れる可能性が高いので集水器を増やすことを提案したいと思っています。
記事内に記載されている金額は2023年03月07日時点での費用となります。
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