こちらの３階建てのテナントビルの現場調査を行いました。外壁はタイル張りです。タイル張りの外壁は、紫外線や雨水などのダメージで塗膜が劣化してしまうのでひび割れ補修などの防水工事を行わなければ本体の劣化が進んでしまいます。約１０年～１５年ほど経つと塗膜の劣化が出てくる事もあります。外壁タイルは、無機質素材でできているので、耐久性・耐候性に優れています。強度があるので傷はつきにくく、色褪せもしにくいので美観を保ちやすいという特徴があります。
こちらは建物裏側になります。裏側部分はモルタル外壁になっています。
こちらは裏側部分の扉部分ですが、塗膜も剥がれてしまっている状態です。錆も確認できます。塗膜が剥がれてしまっている状態を放置してしまうと錆がじわじわと侵食していきます。ケレン作業を行ってから、錆止めを塗布し塗装して仕上げます。
柵にの上部分の浮き、剥がれてしまっているのが確認できます。塗膜の剥がれが起こると素地を保護する機能が失われてしまい、建物自体の劣化に繋がっていきます。右側の写真に関しましては大きなひび割れが縦に確認できます。建物の収縮や地震などで起きてしまいます。早急に補修をしたほうが良いでしょう。
こちらは隣接している側の外壁になります。こちらも外壁目地のひび割れ、劣化が確認できます。色あせ、チョーキングひび割れなどがモルタル外壁の特徴的な劣化症状です。紫外線や雨風等や経年劣化が原因です。こう言った劣化症状を防ぐには定期的なメンテナンスが必要不可欠になります。
内階段のシートの汚れと一部はがれているのが確認できました。こういった劣化の原因は、使用頻度や使用者の靴底の汚れまたは、材質によるものと考えられます。内階段の汚れや剥がれを防ぐためには定期的な掃除をお勧めいたします。
こちらは屋上部分になります。手摺部分が錆だらけになってしまっています。現状、塗装が剥がれてしまっています。鉄製の手摺は、メンテナンスをしないと錆びてしまいます。ここまで錆びてしまっている状態ですので、アルミの手摺に交換することをお勧めいたします。アルミの手摺にする場合は現状の手摺の撤去をした後取付ます。新たな架台も設置して固定します。アルミ手摺のメリットとしては、軽量で錆びにくいことが特徴です。スチールと比べると1/3程の軽さです。お家への負担も少なくなります。
記事内に記載されている金額は2023年06月15日時点での費用となります。
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