今回の現場調査は・・・
今回現場調査する建物は三階建ての鉄筋コンクリート住宅で屋上の屋根が陸屋根になっています。陸屋根の特徴として一般的な三角の屋根とは違い、平になっています。自由に行き来できる屋根であれば、平なスペースを活用してものを置いたり洗濯物を干したりりすることも可能です。今回の陸屋根は外の壁についているハシゴからしか登ることができないので、施主様が登るのは大変危険です。壁に沿ってついているハシゴも途中までしかなく一歩間違えればしたに落ちるのでできるだけ慎重に登りました。
陸屋根の様子は・・・
ハシゴに足をかけて陸屋根の状態を見た瞬間目を疑いました。その日は少ししか雨がふっていないにも関わらず、鯉が泳いでいそうな池のように水が溜まっていました。陸屋根は勾配のある屋根とは違いますので、雨水が流れません。水はけや排水の事を考えて防水処理をしっかりしていれば雨漏りの心配はないのですが、この状態ですと雨漏りに繋がってしまう可能性があります。
原因は・・・
この水たまりの状態の原因として考えられるのは、ドレンに砂や土が詰まって水が流れなくなっている可能性があります。排水口にごみ、落ち葉、砂、泥などの異物が詰まっているとベランダや屋上に水たまりができることがあります。なぜなら、雨水は排水口から外部は排出されるため、排水口が詰まっていると排水の妨げになり、雨水が流れにくくなってしまうからです。排水口のつまりが原因である異物を取り除くことで状況を改善できます。
ドレンを確認
この水たまりが長年続くと徐々に表面の防水が傷んでいき、最終的には雨漏れの原因になります。雨漏れしてからでは内装の工事もしなくてはならないので、防水工事以上の予算がかかってしまいます。必ず雨漏れする前に定期的に点検をして雨漏れを事前に防ぐ事が大切です。
今回はまだ雨漏りしていないとの事なのでよかったですが、防水層の痛み具合からして早めの工事が必要です。特に9月は台風なども多く、屋上から雨が溢れることも考えられました。
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記事内に記載されている金額は2023年09月14日時点での費用となります。
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