この写真はサイデイングどうしの継ぎ目部分です。このサイデイング材はさね付のサイデイング材です。接続はサイデイングどうしをはめ込む工法のものです。今の主流はサイデイングどうしの接続はシーリングを打つ工法です。写真でお分かりと思いますが継ぎ目がずれて隙間が見えます。この状態だと内部に雨水が侵入している可能性が高いですね。
◎さね付サイディングとは◎
サイディングのさねとは、外壁材の一種で板状のサイディングに上下左右の司法に半分だけ削り取った部分（実と呼ばれる）があるものを言います。実が重なり合うことで、シーリング目地が減り、雨水の侵入を防ぎます。また継ぎ目が目立ちにくく、自然な外壁を演出できます。サイディングさねは、窯業系や金属系などの素材があります。
◎さね付サイディングのメリットは◎
シーリング目地が減ることで雨水の侵入を防ぎ外壁の劣化を抑えることができます。あとは、継ぎ目がめだちにくく、自然な壁面を演出できます。それに耐久性や美観性にも優れています。
こちらで使われているのは窯業系サイデイングと言われるものです。又の名をセメント系サイデイングとも言われています。セメント質と繊維質を合成し板状にしたものです。他に金属サイデイング、樹脂サイデイング等が有ります。その中でも窯業系サイデイングが最も多く使われています。よく見てみると、サイデイング板の表面にヒビ割れが見えます。サイデイング板のグレードもピンからキリまであるのでグレードによって耐久性は大いに変わってきます。
ベランダはＦＲＰ防水が施してあります。ＦＲＰ防水は防水材の中でも上位にランクされる物です。今まで数回雨漏りがしたそうです。築１８年なのでベランダの防水も今回施工しなくてはなりません。
ベランダの排水が詰まっています。排水ドレンは年１回の清掃が必要です。それを怠るとベランダがプールのような状態になる場合があり雨漏りの原因になりますので注意が必要です。防水工事では平面より排水ドレン廻りを徹底して防水処理することを心掛けています。排水のドレンは内部まで確認するのが困難な場所だけに確実な施工が求められる部位です。
記事内に記載されている金額は2023年09月13日時点での費用となります。
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