現場の様子
大阪市内のビルの屋上で雨漏りの調査を行っています。搭屋の下あたりに雨漏りがしているようです。屋上防水の不具合か搭屋部分かどちらかの不具合が原因だと思われます。屋上防水は施工してから14年位経過しているそうです。現状はシート防水になっていますがトップコートが劣化しほとんどなくなっている状態です。継ぎ目のシール材も劣化しヒビ割れ状態になっています。陸屋根の場合防水工事は10年毎のメンテナンスがどうしても必要になります。建物の中でも一番過酷な条件にさらされている訳ですから定期的なメンテナンスは必須条件になります。少しでも油断して10年以上放置しておくと台風などの大雨では必ず雨漏りしますので計画的に防水工事は実施された方が得策です。理想通りにいかないのが現実かもしれませんが雨漏りまで放置し内装工事費まで必要になる事を考えると無理をしてでも定期的に実施されることが長期的に見るとコスト削減に繋がります。
陸屋根の日ごろのメンテナンス方法とタイミングの見極め
◎ウレタン・アスファルト・・・5年から8年
◎FRP・・・6年程
◎シート防水・・・10年から15年
上記の年数を目安に考えておくほうが良いでしょう。新築や、前回の防水工事から10年以上経過している場合は、専門業者に現場調査をして確認してもらい、必要な防水を施すようにしましょう。メンテナンスの目安期間に至っていなくても、屋根面やパラペットなどに亀裂やひび割れが入った場合は、専門業者に確認してもらい部分補修を行いましょう。屋根面に容易に上がれる構造の場合は、排水溝のごみ、パラペットや屋根面の塗装の剥がれ、亀裂やひび割れ等目視で確認できることを日ごろからこまめにチェックしておきましょう。
排水口部分
屋上の排水口は泥やコケなどで詰まっています。屋上に水が溜まるとどうしても雨漏りのリスクが高くなります。内部の管も常に湿気に曝されていると腐蝕しやすい状態になりますので注意が必要です。小まめに清掃するしか方法が有りません。雨降りの日に屋上に出て排水状況や勾配など確認するのが一番分かりやすいので注意して見てみるのも大切です。
塔屋
搭屋外壁とパラペット部との取り合いに横向きにクラックが入っています。今回の雨漏りの原因として一番可能性が高いような感じはしますね。散水しながらの検査が必要になってくると思いますが道具の用意や準備がいるので後日になります。
塔屋外壁部分にクラック
搭屋の外壁にも縦にクラックが入っています。この部分からの可能性もありますのでこちらも散水検査を同時に行う予定です。いずれにしても雨漏りの原因を特定するのは時間と費用が掛かりますのでご理解宜しくお願いします。一般的に雨漏りの原因で一番多いのは外壁のクラックです。2番めに多いのが屋上防水の不具合です。こちらの建物の場合1番と2番に該当しますね、両方改修すれば確実に雨漏りは止まりますが雨漏りの部位を特定するには時間とお金がかかるのでどう判断するかが問題ですね。
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記事内に記載されている金額は2023年12月11日時点での費用となります。
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