鉄部はメンテナンスが必要。
住宅の外構は人間では顔に当たります。家の第一印象は外構にあると言われています。外観的に目立つところにフェンスなども有ります。スチールのフェンスは経年劣化で錆が発生するという欠点が有ります。少しでも錆の発生が見られたら、ペンキを塗るなどのメンテナンスを施すことにより耐久性がアップします。長年放置すると腐蝕に繋がり、取り替えしか選択肢が無くなります。最近はホームセンターなどへ行くとペンキ類も豊富に揃っているので自分でメンテナンスをすることも可能です。近年ではメンテナンスいらずのアルミフェンスが主流になっており手間いらずのアルミフェンスが喜ばれています。今回のお客様も自分で手入れできないので、アルミフェンスに交換を検討されています。数種類のデザインのフェンスの見積りを希望されています。
アルミフェンスもいろいろあります
①天然木のようなぬくもりのある色調と手触り感を実現
表面は自然な木目模様の木粉入り樹脂で、天然木のような優しい仕上がり
②塗り替えの必要がなく、メンテナンスも簡単
天然木に比べて耐候性に優れていて定期的な塗り替えの必要がありません。
③熱くなったり、冷たくなったりしにくい素材
温度変化の影響を受けにくい素材
④主要部にはアルミ形材をいれて強度を確保
強度が必要な部分には、心材にアルミ形材を使用しています。
擁壁は地盤が不安定な場合は経過観察が必要。
擁壁の継ぎ目が剥離しています。擁壁には多くの種類がありますが、沈下、ひび割れ、傾斜などの不具合が発生している場合が多々あります。こちらの擁壁は鉄筋コンクリート製になります。傾きやヒビ割れはなく、継ぎ目の不具合のみの修理になります。擁壁には建物という大きな荷重がかかるので、地盤が盛り土などの不安定な場合は、擁壁にも異常が出る場合があり、経過観察をする必要があります。擁壁の異常を見る目安は擁壁のジョイント部分をよく観察する事です。ジョイント部分に隙間や段差の有無を常に観察し、進行しているか否かを注意深く見ておく必要が有ります。
コンクリートはなぜ爆裂するのか。
擁壁の一部が爆裂している部分が有りました。爆裂が起こる原因は凍害によるものが最も多いと言われています。擁壁にヒビ割れなどが発生し、そこから水分が浸入し内部の鉄筋に発錆現象が起こります。発錆び時には酸素が必要となり鉄筋の体積が大きくなり内部で爆裂が起こります。そもそもの原因は擁壁のヒビ割れから始まります。ヒビ割れを発見したら早期に補修をしておくことが爆裂を防ぐことになります。
土間の勾配に注意。
掘り込み型車庫の上部分のコンクリート土間の勾配が悪く水が溜まるという事です。雨降り後常に水が溜まると下の車庫の天井に雨漏りが発生する可能性が高くなります。鉄筋コンクリートに水分が浸入すると、先ほどの擁壁のように爆裂が起こる可能性もあり、早期の対策が必要です。勾配の修正をするには既存のコンクリートの上から新たにコンクリートをある程度の厚みで打つ必要が有ります。その際には排水経路をよく確認してから、設計する必要が有ります。
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記事内に記載されている金額は2023年09月27日時点での費用となります。
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