カラーベスト屋根はメンテナンスが必要。


耐震性能的にはカラーベスト屋根は有利になります。カラーベストは重量的に瓦屋根の約半分の重さです。しかし、メンテナンスの面から考えるとカラーベストの方が不利になります。
主な瓦の場合はメンテナンスフリーで日本瓦などは何十年経過してもほとんど手入れの必要がありませんが、カラーベストの場合は10年前後で塗装が必要になります。
縁切りをしないと雨漏りに繋がります。

カラーベスト塗装時には縁切りの為タスペーサーが必要です。降雨時に毛細管現象などの影響でカラーベスト内に雨水が浸入する事があり、その雨水が抜ける道をタスペーサーで確保するためです。
屋根の塗り替え後に雨漏りがしたという事例が多く報告されています。以前はタスペーサーの必要性を知らない業者も存在したのも事実です。最近は知らない業者はいないと思います。
棟板金の釘が危ない。

カラーベスト屋根の棟部分は板金仕上げになっています。釘止め施工になっていますが経年と共に釘が浮いたり、抜ける場合もあります。
台風時に棟板金が飛んだという事も有り、当社では屋根塗り替えの時には釘頭にコーキングを打ち、釘が抜けないように処置しています。
棟板金の不具合に注意。

カラーベスト屋根の雨漏り原因の多くは棟板金の不具合からです。屋根塗装の際には棟板金の継ぎ目部分は要注意部位です。点検、コーキング処理などを丁寧に行う事が大事です。

塗装前

塗装後
カラーベストは30年で葺き替え。
カラーベストの寿命は約30年と言われています。新築後15年位で1度塗装をして、次の15年後は葺き替えになります。
カラーベストの葺き替えにはカバー工法という、既存の屋根材を撤去しなでその上から葺くという工法も有るんで、思ったより安価で葺き替えが出来ます。
カラーベストは工場で塗装され現場で施工されるものですが、工場での塗装技術も向上し徐々に耐久性能がよい製品も開発されています。
最近は遮熱性能を持ったカラーベストも開発され、夏場のヒートアイランド現象解消に期待が高まっています。室内の温度上昇を少しでもセーブできれば、省エネにも繋がります。
記事内に記載されている金額は2018年05月21日時点での費用となります。
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