カラーベストの寿命は約30年


♦屋根は点検とメンテナンスが重要
箕面市で施工中の現場の様子をご紹介します。今回の現場は外壁塗装と屋根塗装、シーリングの打ち替え等を行う予定です。
屋根の下塗りが完了したところです。屋根材はカラーベストの種類に属するもので、クボタアーバニーという屋根材です。資料によると1982年から1994年まで製造されました。
皆様もよくご存じのアスベスト問題で製造が中止になりました。この屋根材を葺き替えとなるとアスベストの飛散対策が必要になるので今回は塗り替えで対処することになりました。
建物の中でも屋根は常に過酷な条件に曝されながら、建物を守っていますので定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
棟板金の釘に注意。

♦台風時には棟板金が危ない
カラーベスト屋根の棟部分は鉄板で覆っています。この鉄板は釘で止めていますが、経年の影響や振動などで釘が抜ける場合が有ります。
鉄板部分を点検し浮いてる釘は打ち込み、そして釘頭にコーキングを打って止めると、抜ける事がなくなるので安心です。
鉄板は長く放置すると腐蝕する。

♦鉄板は錆びる前に塗装する。
棟板金はいくつかの継ぎ目が有ります。強風の影響で雨が入る可能性があるので、コーキング打ちをしていきます。屋根からの雨漏りは瓦の割れか、棟板金の不具合からの原因が多いです。
棟板金は鉄製になりますので、腐蝕すると取り替え以外の選択肢がないので、定期的な点検が大事です。
壁の貫通部は要注意。

♦雨水は小さな隙間から浸入する
竪樋について気になるところが有ったのでその部分を紹介させて頂きます。竪樋を止めている金具の釘が壁に打ち込まれていますが、経年の影響で隙間が見えます。こういった所からでも雨水が浸入する可能性があるのでこの部分もコーキングを打つ必要が有ります。
ベランダの防水は早めに。


♦ベランダ防水は付帯物の移動をしてから
ベランダの防水時には室外機の移動が必要です。配線カバーを外すとある程度の距離まで移動できるので一時仮置きをし防水工事完了後に元に戻します。
ベランダの防水はFRP防水が主流になっていますが、今回の現場もFRP防水が施されていました。長期間放置されていた関係で一部剥離が進んでいました。防水前の下地の補修を行っています。
脱着できない付帯物廻りの施工はどうする?


♦狭い所はあらゆる道具を使って施工する
住宅には付帯物がいろいろ付いています。これはエコキュートのタンクですが、壁に接近していますので塗るのに苦労しそうです。
外壁塗装にはいろんな状況が有りますが出来るだけ脱着できるものは一旦外して隅々まで丁寧に仕上げていきたいものです。外すことが出来ない場合はあらゆる道具を酷使し隅々まで施工します。
記事内に記載されている金額は2018年05月29日時点での費用となります。
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