
前日の5/28(月)に更新しました、高槻市の3階建て木造住宅の外壁無料診断の続きの記事になります。前回は、屋上の屋根と、陸屋根の防水の診断の様子をご紹介しましたので本日は、各フロアのベランダと外壁の診断についてご紹介していきます。
ベランダの防水部分


ベランダの土間部分は、屋上の陸屋根と同様にコンクリート土間の上に水性の防水塗料を塗布している状態でした。軒の天井が深いので雨がそんなにかかったりすることはないでしょうが、ベランダで洗濯物を干したりもしますので歩くことが多いとのことでお客様自身も汚れや塗膜の剥がれが気になるとのことでした。なのでベランダ部分も防水の工事を提案させていただきました。工法も「ウレタン防水密着工法」で問題がないかと思いますので工程をお客様に簡易的に説明させていただきました。
サイディング外壁の点検


続いては外壁の点検を行います。今回の現場はサイディング外壁になりますので「シーリング」の点検を重点的に行いました。築18年ということもありますのでシーリングの寿命も切れていることでしょう。
写真の部分で確認してみますとグレーの部分がシーリングになりますが少し隙間が出来ているのが目視でもわかります。シーリングは経年劣化してしまうと硬化してしまいますので弾力性が失われてしまいます。なので建物の揺れにシーリングが追従できなくなってしまいますので写真のように隙間が出来ているのかと思われます。




シーリングは、サイディングの目地部分だけではありません。写真のようにサッシの廻りや、玄関ドアなどの廻りにもありますのでこの部分もm数を測らなくてはありません。図面があれば立面図にサッシなどの大きさが記載されていますので楽なのですが毎回図面があるわけではないのでその場合は目視で大体のm数を計測していきます。最初は感覚が難しく良くm数が少ないと職人さんに怒られたりもしましたが今ではそこまで誤差が出ることが少なくなってきましたので安心です。

サッシ廻りの部分は日当たりなどの関係でそこまで劣化している風には見えませんが、直に経年劣化が進んでいきますのでこの際に一気にすべてのシーリングを「打ち替え」することを提案させていただきました。既存の古いシーリングは一度全て撤去してしまい、そのうえで新しいシーリングを充填していく工程になっていきます。「増し打ち」という工程もありますが、この工程は既存のシーリングの上から新しくシーリングを充填する工法になりますので金額的には撤去作業が不必要な分安くはなりますが、古いシーリング材自体が密着性や弾力性がないために新しいシーリング材もすぐに劣化してしまう恐れがありますので基本的にはサイディング外壁のシーリング工事は「打ち替え」が基本になります。

以上で、外壁の診断の方は完了になります。時間にすれば2時間ほど経過していましたのでお客様もお付き合いしていただきありがとうございます。今回の資料を基に見積書と、調査報告書を作成して後日に改めてお客様に提出させていただきます。だいたい作成に1週間ほどかかりますのでお客様が納得いくような見積書を作れるようにしたいですね。
記事内に記載されている金額は2018年06月01日時点での費用となります。
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