RC造5階建てビル現場調査

前面タイル貼り

他3面塗装仕上げ
隣地との間隔が狭い
吹田市のRC5階建てビルの現場調査の様子をご紹介します。前面はタイル貼りになっており、足場架設後点検及び浮き部分の貼り替えになります。
残り3面は塗装仕上げになっていますので、下地処理後塗り替え工事になります。隣地の建物との間隔が狭くて、人間1人が入るのがやっとという状況です。
まだ、お隣の建物が2階建てなので、救いはありますね。こちらの建物はRC造で築40年になります。前回のメンテナンスから相当年数が経過しているようでクラックや汚れが目立つ状況になっています。これから詳細な点検が始まります。
塗装前の素地調整が大切。


外壁付帯物は極力一旦外す。
ツタが外壁にはりついています。よくあるケースですが、外壁塗装を施工する場合にはツタを撤去しなくては施工できません。ツタは壁内部まで食い込んでいるので厄介なものです。手作業で根気よくとっていくしか方法がありません。
電気配線用カバーの腐蝕が始まっています。これは取り替えしか方法が有りません。スチール製のカバーは定期的なメンテナンスが必要です。
外壁には沢山の付帯物が付いていますが、その数によって施工の効率も変わって来るので、現場調査の際には一番気になるところです。
施工の際には付帯物は外せるものは一旦外して完了後に又、元の位置に戻しますが取り外しができないものも有るので確認の必要があります。
クラックの幅で施工方法が変わる。


下地処理は最重要課題です。
搭屋部分の外壁にクラックが多数あるのが確認できました。ヘアクラックから1mm程度のものまで各種発生しています。
クラックの処理方法はクラックの幅によって作業内容が違ってきます。0.5mm程度までがヘアクラックで処理の仕方もフィーラーの擦り込み程度でOKです。
0.5mm以上のクラックはUカットが必要になり、電動工具や樹脂モルタルも必要になりそれなりの時間が掛かります。
外壁塗装の耐久性はこの下地処理によって決まると言っても過言ではありませんので、適切な方法できちんと処理する事を最重要課題と捉えて施工する事が大事です。
サッシ廻りからの雨漏りに注意。


シーリング打ち替え工事が必要。
RC造の建物には階数の境目に打継目地というものが設けられています。その部分はシーリングが施されています。経年劣化で剥離が目立ちます。
窓のサッシ廻りもシーリングが施されていますが、弾力が無くなりヒビ割れが確認できます。サッシ廻りは雨漏りに繋がる場合もあるので、この部分のシーリング打ち替えも必要になります。
RC造とは鉄筋コンクリートの建物という意味ですが、言葉どうり内部に鉄筋が配置されています。クラックを長期間放置すると、クラックの隙間から雨水が浸入し気温差で内部の鉄筋の膨張が起こり、爆裂や浮きの症状が出てきますので早めに処置する事が大切です。
鳩小屋と呼ばれている。


鳩小屋に似てる?
鳩小屋は防水のためのもの。
この写真は通称鳩小屋と言われるものです。屋上によく設置されています。エアコンの室外機の配線を屋上に挙げる為の物です。
小屋を作り立ち上がりの壁から配管し防水をしやすくする役目が有ります。見た目が鳩小屋に似ているという事でそう呼ばれるようになりました。屋上の防水を完璧にするためには貫通部の防水をしやすくするには好い工法です。
記事内に記載されている金額は2018年06月15日時点での費用となります。
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