地震によるヒビ割れ被害。


大阪市内で地震による被害の調査に行ってきました。大阪市内に多い連棟式の3階建住宅です。玄関廻りのタイルの多くがヒビ割れしています。
外壁にも多くのヒビ割れが確認できました。連棟式の住宅は角家の方が被害が大きくなる傾向にあるようです。
今回の地震では外壁が剥がれ落ちた現場を沢山見てきたので、今日の現場はまだ被害がヒビ割れ程度ですんでいるので、不幸中の幸いです。
タイルの改修はコスト高になる。


今回の地震ではタイルの被害が多く発生しています。こちらの住宅でも玄関廻りにタイルが貼られていますが、大きくヒビ割れしています。
タイル貼りは重厚感があり見栄えもいいので採用される住宅が多くありましたが、最近では他の新しい建材に押されて使う住宅も減っています。
タイルの場合今回のような地震被害でひび割れすると補修費がモルタル壁に比べると高くつきます。部分的な補修ではすっきり仕上がらないので、どうしても全体的な貼り替えになってしまいます。
雨が浸入しやすい構造に注意。


地震の揺れでパラペット部分に欠落やクラックの跡が確認できます。クラックも小さく、欠落面積も少しの被害で済んだようで補修工事で対処できそうです。
全体的にクラックが入っているので、クラック処理後外壁全体の塗り替えを検討された方が、建物の維持を考えた場合適切だと思います。
特にこちらの茶色のパラペット部分は雨を受ける感じの設計になっているのでクラックから雨の浸入がしやすい構造になっているので早めの対処が必要です。
あまり放置しておくと内部の構造体の腐蝕に繋がることになるので注意が必要です。
柱は地震の際被害を受けやすい部位です。


こちらの建物は築40年の鉄骨3階建てになります。鉄骨の柱をモルタルで仕上げられていますが、モルタル部分が劣化して穴が開いた状態になっています。
劣化した部分に地震の揺れで影響を受けた可能性もあります。この部分の補修工事も必要になります。地震では柱に一番負荷がかかるので被害を受けやすい部位でもあります。
建物全体のメンテナンスを検討。


建物の外壁には様々な付帯物が付いていますが、その中でも鉄部は経年劣化と共に錆が出てきます。鉄部は定期的な塗装が必要不可欠です。
外壁塗装の際には付帯物の鉄部や木部の塗装工事も同時に施工する事をお勧めします。同時に施工する事でコスト削減に繋がるのでこの機会に建物全体のメンテナンスを検討するいい機会です。
近年では100年住宅等の長期優良住宅を国が推し進めていますが、どんなに良い建物でも定期的なメンテナンスを受けないと耐久性は維持できません。
記事内に記載されている金額は2018年07月04日時点での費用となります。
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