4階建てマンション地震被害調査。


吹田市で4階建て賃貸マンションの地震被害の調査にお伺いしました。マンションの前面はタイル貼りになっていますが、タイル面はほぼ半壊状態です。
土台部分も大きくヒビ割れがしていますが、足場架設後にもう1度詳細な点検が必要です。
タイルが大きく破損。


タイルが大きくヒビ割れし落下しそうな状態です。建物はRC造4階建てです。前面のタイル部分のほとんどにヒビ割れや剥がれが見られます。
この時点ではタイルの損傷枚数を把握する事は難しいので、足場架設後打診検査の上枚数を拾い出します。実費計算になります。
タイルの斫り作業は手作業になるので時間が掛かります。大阪付近では被害件数が多いので職人の確保に苦労している状態です。
この周辺は人通りも少なく差し迫った危険な状態ではないのが不幸中の幸いです。しかし、雨の多い梅雨時期に長く放置しておくと建物の構造上悪影響が有るのでなるべく早く対処する必要が有ります。
基礎部分の被害


基礎部分が大きくヒビ割れしています。改めて地震の破壊力のすごさに感心します。建物にとって最も大事な基礎部分の被害は徹底した調査が必要です。
構造体の被害は大がかりになる。


擁壁がヒビ割れしています。角部分の弱い所に大きな力が加わった感じで大きく割れてしまいました。擁壁が全体に傾きがあり、どのように修正するか検討する必要があります。
外壁の一部が剥離し落下しています。この部分は増築部分でラス貼り、モルタル仕上げになっているので簡単に復旧する事ができるのあまり問題では有りません。
構造体に影響のない部分の被害はそれほど心配はないですが、基礎部分や柱に損傷があると復旧も大がかりになり、費用面でも相当な負担になります。
ALC面の点検。


この建物は一部がALC板を使って増築していますが、ALC面の目地部分が剥がれているのが確認できました。高い部分になるので足場架設後に詳しく点検予定です。
増築のALC外壁は本体のRC造に比べると被害が大きいのが分かります。ALC板は継ぎ目のシーリングが大事な部位になるので、足場架設後シーリング材の剥離の有無も点検項目の一つになります。
構造体への被害の確認が大事です。


全体に被害が広がっています。小さな亀裂や浮部分が確認できます。構造体には直接の被害はないように見受けられます。
構造体の傾きやずれは発生していないので大きな修復工事は必要ないようです。不幸中の幸いでした。
主な工事内容はタイルの貼り替え、外壁の修理、基礎部分の修復などになりそうです。
記事内に記載されている金額は2018年07月15日時点での費用となります。
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