少し前に、吹田市にて台風の被害にあわれたマンションの現場調査を行いました。
台風の被害にあわれたのは屋根ということなのですが、これを機に外壁の防水塗装と屋上の防水も一緒に見てほしいとご依頼を頂きましたので、あわせて調査をいたしました。
劣化とともにかなり被害を受けていました。
屋根材がかなりめくれてしまっていました。おそらく経年劣化と台風の被害が重なってしまったのではないかと思います。
ちなみにこちらの屋根材は「アスファルトシングル」といいます。
アスファルトシングルとはアメリカで100年以上も前に考案された屋根材で、アメリカで最も多く使われているものになります。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着しています。
シート状で扱いやすく、複雑な形状の屋根にも施工することができます。
石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風のみならず和風の家にも使用されます。
こちらのアスファルトシングルはかなり劣化していました。また、台風の強風によってか、何枚か破けている所も見受けられました。
アスファルトシングルのメリットとしましては、、、
・柔らかくシート状なので、割れたり錆びたりしない。
・石粒で覆っているので傷つきにくく、防水性や耐候性、耐久性に優れている。
・軽量で耐震性も高いので、地震対策にも適している。
などがあげられます。
対してデメリットは、、、
・6mm程度でシート状なので、強風に弱く破けてしまう。
・表面の小石が落ちてきてしまう。
・5年から10年の定期的なメンテナンスが必要。
などがあげられます。
アスファルトシングルはスレートと見た目が似ているため、一緒のものだと思われがちですが、全く違うものになります。
ちなみにスレートは、セメント・珪砂を原料として、繊維で補強したものを言います。
昔は、繊維に石綿(アスベスト)が使用されていました。現在は石綿に代わる補強用の超微粉末材により、強い粘りと耐久性が認められています。
記事内に記載されている金額は2021年06月03日時点での費用となります。
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