賃貸マンションの屋根調査
今日は吹田市にある4階建て賃貸マンションの屋根の調査に伺いました。
カラーベストで施工されており、経年劣化・台風による被害が確認できました。
こちらの現場の屋根は【複合屋根】と呼ばれる複雑な造りをしています。
どんな劣化があり、複合屋根とは何なのか、詳しく見ていきましょう!
複雑な形状をした【複合屋根】
まず一番初めにお伝えしたいのがこちらの現場の屋根の形状です。

切妻屋根

寄棟屋根
この2枚の写真は良く見られる一般的な屋根の形状です。
そして下の写真が今回調査に伺った現場の屋根の形状です。

どうでしょうか?
先ほど紹介した2つの屋根よりも形状が複雑なのが分かりますよね?
こうした形状の屋根をまとめて【複合屋根】と呼びます。
通常屋根の板金類は棟・隅棟だけの場合が多いですがこの屋根には谷樋があります。
複合屋根は雨漏りがしやすい

写真赤枠で囲っている部分が谷樋と呼ばれる箇所です。
複合屋根は名前の通り複雑な形状をしているため雨漏りしやすいです。
更には切妻屋根などにはない谷樋が増えるので施工単価も高くなります。
棟板金の劣化と台風被害

劣化した棟板金の繋ぎ目

施主様ご自身で釘留めした棟板金
棟板金の繋ぎ目が劣化し危険な状態になっています。
台風で板金が外れたそうで施主様がご自身で釘で留めたとのこと。
ボコボコになってしまっているのが分かります。

棟板金を止めている釘が浮いてしまっていました。
最近では屋根の板金を補修する場合や交換する際には
釘の浮きを防止するためスクリュー釘を使用するように指導しています。
換気用の小屋の危険性


更にこちらの屋根には写真の様な換気用の小屋がありました。

付け根部分の剥離

付け根部分のひび割れ

換気用小屋本体のひび割れ
その換気用小屋と屋根の取り合い部分(換気用小屋の付け根)には
ひび割れが発生し剥離してしまっている部分もありました。
付け根部分だけではなく換気用小屋本体にもひび割れが多数発生しています。
このままでは雨漏りするのは時間の問題で危険です。
防水性を高めるためになんらかの防水処理が必要でしょう。
カラーベストの状態

屋根材に使用されているカラーベストも劣化しています。
色褪せしており、割れているものも複数枚確認できました。
カラーベストは葺く時に重なりの部分がある為
今すぐ雨漏りすることはありませんが、後々は雨水が侵入しますので
早めに対処することが必要です。放置していると下地までダメにしてしまいます。
余談ですが、谷樋付近にあるカラーベストは他の部分よりも若干浮いています。
その為、その部分を踏んだりすると簡単にカラーベストが割れてしまったりします。
作業中や点検中は何も考えずに歩いていると
「補修の必要がない部分まで補修する必要が出来てしまった」
なんてこともあるので気を付けなければなりません。
点検が終了したため、お見積りを作成します
屋根の点検が終了したのでこれから御見積書を作成させていただきます。
賃貸マンションなので、施主様と施工内容・工事費用等を良くご相談しながら
ご入居者様が安心して過ごせるような工事内容を考えさせていただきます。
気になることがあったらお気軽にお問い合わせください。
弊社では【点検、調査無料・お見積り無料】
契約しなくても現場調査費等は一切いただいておりません!
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。♪
◆ フリーダイヤル ◆
0120-920-841

こちらの現場担当者は
こちらの現場は原元が責任を持ち担当させていただきます!

記事内に記載されている金額は2019年03月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。