雨漏りが発生した場合、原因としてまず疑うのは漏水箇所の外側です(^▽^)/
最上階の天井であれば屋根を疑いますし、窓付近でしたらサッシ部分など、ご自身でもある程度目星を付けられるかと思います。
ですが、意外と見落としがちなのが外壁の劣化による雨漏りです。
中でもシーリング材の劣化については雨水の浸入経路としてよく報告されているものですので、本記事ではシーリングと雨漏りの関係や、実際に雨漏りが発生してしまった例を踏まえた補修方法などをお伝えしていきます(^▽^)/
シーリング材の劣化による雨漏りとは?
そもそもシーリングとは、建物の隙間を埋めるために使用される弾力性のある材料のことです。
シーリングの劣化症状と雨漏り
シーリングは紫外線や温度変化などの影響を受けやすく、経年劣化によって次第に硬化したり、ひび割れたりすることがあります(-_-;
劣化したシーリングは本来の機能を失い、外壁材に密着できなくなった剥離したり、ひび割れや断裂によって雨水が浸入する隙間を作ってしまうことになるのです。
この隙間から浸入した雨水は、外壁の内部に浸透し、最終的に室内側まで達して雨漏りを引き起こします(-_-;
また、外壁材も内側から雨水の干渉を受け、気づかない内に耐久性を大幅に低下させてしまうリスクもあります。
シーリングが打たれている場所
シーリングの劣化による雨漏りを防ぐためには、定期的に状態をチェックして異変やダメージにいち早く気づくことが大切です!
そのためには、外壁のどのような部分に存在しているのかを知っておく必要があります(^▽^)/
外壁目地
外壁目地とは、外壁材と外壁材の接合部分のことを指します。
特にサイディング外壁の場合、板状の外壁材を張り合わせる際に生じる隙間をシーリング材によって埋めます。
この目地部分は建物の動きによって常に力が掛かり、加えて雨風や太陽光に晒されている環境ですのでシーリングの劣化が進みやすい箇所です。
窓のサッシ周り
一方、サッシ周りも雨漏りの危険性が高い箇所です。
サッシと外壁の接合部分には必ずシーリングが施されており、雨水の浸入を防いでいます。
しかし、この部分も建物の動きや温度変化の影響を受けやすく、シーリングの劣化が進行しやすいのです(-_-;
特に、サッシ上部のシーリングが劣化すると、雨水が直接室内に入ってくる可能性が高くなります。
雨漏りを防ぐ、もしくは発生した場合のシーリング補修
外壁目地やサッシ周りのシーリングにひび割れや剥がれが見られる場合は、早急に補修や打ち替えを検討する必要があります。
特に新築時に使用されるシーリングの耐用年数は一般的に10年前後とされているため、建物の築年数に応じて計画的な補修を行うことが重要です(^▽^)/
ここからは、シーリングの劣化によって雨漏りが発生してしまったケースを参考にしつつ、高耐久なシーリング材や補修に必要な工程などを詳しく解説していきたいと思います(*^^)v
調布市国領町で雨漏り修理工事、外壁のコーキング工事で雨水の浸入を防ぎます!
調布市国領町でコーキング工事をおこなっております!
鉄筋コンクリート造のマンションで雨漏りが起きており、外壁やサッシ回りの取り合い部分のコーキングが劣化しておりましたので、コーキング工事をおこなう事になりました。
高耐久のオートンイクシード
使用したコーキング材は、オート化学工業のオートンイクシードです!
オートンイクシードは、耐用年数15年を超える塗料以上の寿命を持つシーリング材であり、その寿命は20年以上とも言われています。以前は「オートンイクシード15+」という商品名でしたが、2016年9月に現在の「オートンイクシード」に変更されました。
一般的なシーリング材の伸び率は400%ですが、オートンイクシードは1000%以上も伸びるため、圧倒的な低モジュラス(反発力)で破断を防ぎます。30%の圧縮と拡大を4000回、それを3回繰り返しても破断しません。さらに、オートンイクシードは抜群の耐候性を持ち、促進耐候試験6000時間に耐える実力があります。実時間30年相当を超える耐久性で、お住まいを長期間守り続けます。
他のシーリング材と比較しても、オートンイクシードは耐久性と耐候年数において優れています。そのため、長寿命で信頼性の高いシーリング材として注目されています。
コーキング工事の際に重要なのがプライマーです。
プライマーは、コーキング材がしっかりと密着し、効果的にシーリングするための下地処理剤です。まず、マスキング作業が完了した後に、プライマーを塗布することで、コーキング材の密着力を高めます。プライマーは、コーキング材と基材との密着性を向上させるだけでなく、耐久性や防水性を向上させる役割も果たします。
プライマーを塗布する際には、均一に塗布することが重要です。塗布する量が多すぎると乾燥が遅れる可能性があり、逆に少なすぎると密着性が不足する可能性があります。そのため、職人の経験と技術が問われる場面でもあります。
プライマーをしっかりと塗布することで、コーキング工事の耐久性や仕上がりの品質が向上します。また、プライマーによってコーキング材の効果を最大限に引き出すことができるため、工事後のメンテナンスの負担も軽減されるでしょう。コーキング工事を行う際には、プライマーの重要性を理解し、適切に施工することが大切です。
コーキング工事
コーキング材を打つ部分の左右にマスキングテープを貼っていきます。これは仕上がりを綺麗にするためと、はみ出したコーキング材によって回りが汚れてしまう事を防ぎます。マスキングテープを貼った後は、先程説明したプライマーを塗布します。
プライマーを塗布する際は、オープンタイムという乾燥時間が重要で、プライマーを塗布した後は乾燥させてからコーキング材を打つ事が耐久性を保つ事にもつながります。
コーキング材を打った後は上から押さえつけて空気を外に出しつつ表面を均一にしていきます。オートンイクシードは耐久性が費用に高く弾力性も高い事から、増し打ちの場合にも対応が可能です。
出窓回りなどの細かな部分も念入りに作業していきます!
雨漏り修理工事として実施しておりますので、見落としの無い様にチェックしながら作業を進めていきました。この後は、タイル面の撥水剤塗布作業も併せて実施していきます!今回のシール工事は税込み99,000円で実施しております。作業範囲などによっても変わりますので、まずは街の外壁塗装やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年09月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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