下地の修理工事後は外壁面に透湿防水シートを貼ります。
外壁の透湿防水シートは、サイディング外壁材に使用される防水材料です。このシートは湿気を通し、同時に雨水を通さないという特性を持っています。一般的に、外壁の防水シートとしては透湿防水シートが使用されることが多く、特にサイディング外壁の住宅では一般的な防水材料となっています。
透湿防水シートの上にタテ向きに胴縁を打ち付けて、サイディングは胴縁に貼っていきます。その様にすると胴縁の厚み分サイディングの裏側に隙間ができますので、湿気などの影響を受けにくくなり今回の様に雨漏りによる構造材の劣化を防ぐことができます。
サイディングは胴縁の所で繋ぎができます。その際にハットジョイナーという部材を先に取り付けることで、目地に隙間を空けて張る事が出来ます。その目地部分にはコーキングを打つのですが、そこで重要になるのがボンドブレーカーです。
木造住宅のサイディング目地はワーキングジョイントといい、動きが大きな部分になります。この部分ではコーキングは両脇のサイディングだけに接着していることが重要になり、左右の２カ所に接着するので２面接着といいます。
ボンドブレーカーがあることでハットジョイナーとコーキングが接着することがありません。この様にすることで動きが出たときにコーキングに負荷がかからず、ヒビ割れや剥がれを防ぐことができます。
サイディングの張替えが完了し、目地のコーキングも綺麗に納まっています！
元々は直貼りといって胴縁が無い施工方法でしたので、裏側に回った雨水が原因で構造材を腐食させていました。
今回の工事によって雨漏りのリスクが大幅に軽減されましたので、安心していただけます。
外壁張替え工事は部分的な工事で税込み330,000円で実施しております。
使用する材料や工事内容によっても変わりますので、まずはお気軽にご相談ください(*^^*)
こちらは先ほど説明した２面接着に対して３面接着の目地部分です。
ジョイントのハットジョイナーは取り付けられていますがボンドブレイカーが無く、コーキングを打つと左右のサイディングと奥のハットジョイナーに接着されることになります。この様な納めはワーキングジョイントでは避けなければなりません。
仕上がってしまうと全く見えなくなりますが、適切な施工をすることで建物を長持ちさせることができる様になります。
私たち街の外壁塗装やさんでは、知識・経験豊かな専門スタッフが建物状態を正確に調査させて頂き、お客様のご希望をお聞きした上で最適なご提案をさせていただきます！
建物の事でお困りのことがございましたら、街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)／
記事内に記載されている金額は2024年10月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
