モルタル外壁は独特の質感と仕上がりの美しさから多くの住宅に使われていますが、少しずつ劣化が進んでいきます。
劣化を放置しすぎてしまうとメンテナンスの範疇を超え、想定しているよりも早く大規模なリフォームが必要になる可能性もあります。
今回はモルタルの劣化を引き起こす原因や症状、メンテナンスについてお伝えしていきたいと思います。
モルタルの劣化症状
劣化の初期症状としてよく見られるのが、モルタルの「ひび割れ(クラック)」です。

特に、髪の毛のように細い「ヘアークラック」が目立つようになったら、モルタル表面の塗膜による保護力が弱まってきているサインと考えられます(^▽^)/
また、塗膜が劣化することで起きる「チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく状態)」や、モルタルが水を吸いやすくなることで発生する「カビ・苔の付着」なども代表的な劣化症状です。

劣化を放置するとひび割れから雨水が浸入し、建物内部の構造材にまで影響を与える恐れもあるため、もし症状に気が付きましたら早めの対処が重要です。
モルタルが劣化する原因とは?
モルタル外壁の劣化にはいくつかの要因が関係しています。
特に多い原因は以下の2つです(^▽^)/
表面を保護する塗膜の劣化
モルタルそのものには防水性がないため、塗装によって表面を保護し、防水性や耐候性を維持する必要があります。
この塗膜は日々浴びている紫外線や雨風の影響を受けて年々劣化し、10年程度を目安に防水性が低下していきます。
塗膜が劣化するとモルタル材自体が直接雨水を吸収しやすくなり、傷んだり内部の膨張・収縮が原因でひび割れや剥がれが発生しやすくなるのです。

地震などの影響
日本は地震大国と称されるほど地震の発生が多い国であり、建物にも揺れの影響が頻繁に加わっています。
モルタルはセメント系の硬くて伸縮性のない素材のため、下地の動きや地震による揺れの影響を受けるとひび割れが起きやすい傾向にあるのです。
窯業系サイディングのような張り合わせるボードの隙間をシーリングで緩衝する構造とは違い、モルタルは壁面が全て繋がっています。
そのため、地震の多い日本においてはモルタルに微細なひび割れはどうしてもできてしまうのです(-_-;
築年数が浅い場合には地震の影響と言えるかもしれませんが、ひび割れが塗膜の劣化による防水性・耐候性の低下によって引き起こされている場合には、定期的な塗装メンテナンスを行うことが重要になります。

外壁塗装によるメンテナンス
モルタル外壁の劣化を防ぐためには、定期的な外壁塗装が非常に効果的です。
塗装によって塗膜を再形成することで、防水性・耐候性が復活し、ひび割れや汚れの付着を抑えやすくなります(^▽^)/
ひび割れが見られる場合には、塗装前に「クラック補修」を必ず行います。

モルタル外壁塗装の事例をいくつかご紹介!
最後に、私たち街の外壁塗装やさんで行わせていただいたモルタルの外壁塗装事例を2選ご紹介したいと思います(*^^)v
それぞれのリンクから詳細な工事の流れ、写真、今回ご紹介したメンテナンスのポイントを実際に確認いただけますので、ぜひ専用ページを覗いてみてください!
>>【税込750,000円】築30年程のモルタル外壁をパーフェクトトップで塗装メンテナンス!
>>【税込726,000円】パーフェクトトップ(7部艶)で約143㎡のモルタルを塗装(足場代は別途)
劣化が進んだ状態で放置してしまうと、塗装だけでは対応できず、大がかりな補修工事が必要になるケースもあるため、定期的な点検と早めの塗装リフォームを心がけましょう!

記事内に記載されている金額は2025年05月07日時点での費用となります。
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