鉄部のサビは放置すると穴あきや腐食につながるため、早期の処置が必要です。
サビが進行した部分は、触るとザラザラとした感触が残り、塗膜も浮き始めていました。
このまま塗装しても耐久性が低いため、徹底的な下地処理が不可欠です。
鉄部塗装の下地処理において中心となるのはケレン作業（サビ落とし）です。
ケレンとは、サンドペーパー・電動工具などを使ってサビや古い塗膜を削り落とし、塗料が密着しやすい状態に整える作業です。
● サンディングで古い塗膜とサビを除去
電動サンダーを使用し、階段の踏板に残ったサビ・旧塗膜を丁寧に削っていきます。
表面をザラつかせることで、あとから塗る錆止め塗料がしっかりと密着します。
鉄部塗装の品質を左右する非常に重要な工程です。
鉄骨の角や細い棒状の部分はサビが残りやすいため、丁寧なケレンが必要です。
ここを手抜きすると、数年で塗膜が剥がれてしまう原因になります。
見えにくい部分こそ入念に下地処理を行うことが鉄部塗装の基本です。
手前側は黒光りする鉄の地肌が見え、サビがしっかり落ちていることが分かります。
この工程を丁寧に行うことで、錆止め塗料の効果が最大限発揮されるのです。
パッと見ではきれいに見える鉄部でも、近くで見ると塗膜が浮いていたり、サビが点在していることが多くあります。
特に屋外に設置された鉄骨手すりは、雨水が溜まりやすくサビやすい環境です。
鉄部塗装は見た目以上に内部の状態が重要なのです。
記事内に記載されている金額は2025年11月27日時点での費用となります。
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