本日は稲城市矢野口にお住まいのお客様より、屋根メンテナンスのご依頼を承り、その調査に伺った時の模様をお伝えします。
お客様のお住まいは今年で築20年になり、屋根が劣化してきているようなので、塗装し直したい、との事でした。お客様のご予算に合わせてどのような工事をご提案できるのか、まずは調査に伺いました。
前回塗装より13年経過、塗膜が劣化し剥離してきています
実際に屋根に上って調査します。
今回のお客様の屋根は化粧スレートを使用しています。お客様の屋根は11年ほど前に一度塗装を行ったとの事で、遠目には築年数の割にはとてもきれいでした。
化粧スレートはセメントをベースとして繊維を混ぜて形成された屋根材で、火に強いというメリットがある一方で水には弱いというデメリットがございます。防水性の無さを塗装で補っているのです。その塗膜は前回塗装してからは9年ほど経過していますので、すでに劣化して塗膜が剥離してきています。ところどころ白く見えているのが塗膜が剥離してスレートの素地が出てしまっているところです。このままですと雨水から守る塗膜がないので、雨水がスレートに浸透してしまい、どんどんと劣化していき、ひび割れや反りなどの変形につながる場合があります。前回の塗装から9年経過していますので、この時期に塗装を行うといいでしょう。
築28年経過していますので、棟板金や破風なども傷んできています
棟板金を見てみますと、こちらは止めているビスなどにも錆が発生しており、スレートとの間に隙間が大きく空いてしまっている状態です。これは経年劣化した状態で台風などの強風で揺さぶられて、止めているビスなどが浮いてしまい、板金が変形してしまったようです。
こちらも併せて交換工事をしておいたほうがいいでしょう。
他に気になるところと言えば、破風板の傷みでしょう。塗膜がすっかり劣化してしまい、こちらも剥離してきていて、素地が見えてきています。こちらは材質が木材ですので、防水性を失ってしまいますと、どんどんと腐食してきてしまいます。破風板が腐食してしまうと交換工事が必要となりますので、早期に塗装を行ったほうがいいでしょう。
お客様には撮影した写真をご覧いただきながら、屋根の状況をご説明いたしました。
20年近く経過していますが一度塗装を行っているせいか、まだ野地板などの状態も良いことから、棟板金の交換工事とスレート、破風板の塗装工事をご提案いたしました。お勧めします塗料は遮熱性の非常に高いサーモアイSiをおすすめしました。やはりスレート屋根は早め早めのメンテナンスをおすすめします。
記事内に記載されている金額は2020年01月07日時点での費用となります。
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