調布市富士見町でスレート葺き屋根の調査をおこないました。築35年の建物で、15年程前に塗装工事をおこなった事があるそうです。
今回も塗装を考えていたそうですが、先日屋根からスレートが落ちてきて割れてしまったとの事で、屋根の状況を調査して最適なメンテナンスのご提案を致します。
スレート屋根は塗装工事が必要な屋根材で、定期的に塗装工事をおこなう事で長持ちさせることが出来ます。しかし、塗装工事の効果があるのはあくまでもスレートの表面だけですので、築年数が経過すると共に劣化していく下地の状況を改善させることは出来ません。
屋根の状態を見てみましょう
15年ほど前に塗装工事をおこなったそうですが、スレートの表面の塗膜はだいぶ劣化していて、所々色が剥がれています。
塗装工事の目的は美観を良くする事と、撥水性を回復させることにあります。塗装した当初は雨が降った時に雨水をしっかりと弾いてくれるのですが、経年とともにその性能も落ちてくるため雨水を吸い込んでしまう様になります。雨が上がっても濡れた状態になるために、日が当たりにくい北面はコケなどが生えてしまい、日当たりの良い面は表面だけが急激に乾燥する事で、反りや割れに繋がります。
画像ではわかりにくいのですが、反りが大分出ていて波打った状態になっています。一度反りが出てしまったスレートは元の状態に戻す事は出来ません。
屋根全体の状態を見た結果ですが、塗装工事が出来るか?と聞かれれば、出来ます!という答えになりますが、長く持ちますか?と聞かれたら答えはNOです。屋根は、屋根材と屋根材の下に葺いてある防水紙(ルーフィング)によって雨から建物を守っています。屋根材は塗装工事をおこなう事で表面を保護して延命する事が可能ですが、塗装工事で防水紙の劣化を改善させることは出来ません。防水紙にも寿命があり20年~25年といわれていますので、仮に今回塗装工事でメンテナンスをおこなったとしても、防水紙の劣化により直ぐに雨漏りしてしまう可能性もあります。
現状の屋根の状態と築年数を考えて、今回ご提案するメンテナンス方法は塗装工事ではなく、屋根カバー工事や葺き替え工事などの屋根工事をご提案します。
強風による被害は火災保険の対象になります
屋根全体を見て今回は屋根工事のご提案をしましたが、お問合せにもあったようにスレートが落下したところが有ります。
屋根の一部のスレートが強風に煽られて脱落していますので、この状況は火災保険の風災が適用になる被害です。火災保険は風・雪・雹(ひょう)・雷によって建物が被害を受けた場合に元に戻す為の費用を負担してくれますので、この部分に関しては火災保険の風災の対象になりますので、工事と併せて保険申請のお手伝いもさせていただきます。
調布市富士見町で調査したスレート屋根は、塗装工事ではなく屋根工事でのご提案になりました。保険申請のお手伝いも致しますので、工事費用が少なく済む可能性があります。
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