擁壁の塗装に膨らみが発生していました
練馬区富士見台にお住まいのお客様より、玄関前の擁壁を以前別の業者で塗装をしたが、塗装した場所が膨らんでいるので状態を見に来てほしいとお問い合わせをいただき、確認して参りました。写真を見ていただくと、ぽっこりと膨らんだ塗装がおわかりかと思います。ではこの膨らみの原因とは何でしょうか。
膨らみの原因は何でしょうか
膨らみの原因は必ずこれと決まったものがあるわけではありません。いくつか原因はありますが、単純に経年劣化でひび割れなどを起こし、内部に水が侵入して蒸発して膨らむ場合もあれば、擁壁の接している地面からの湿気が擁壁を通って上がってきて、膨らんでしまう場合もあります。その他にも、下地の調整不足という原因も考えられます。塗装をする際には下地と塗料の密着性を良くするために下塗りという作業がありますが、これを行わなかったり不十分だったりすると、塗料が剥がれやすく膨らんでしまうこともあります。そもそも擁壁に合わない塗料を使っていたということも考えられます。擁壁は地下からの湿気を通すので、透湿性のない塗料を使えば湿気が外に逃げることができずに膨らみの原因となります。
そもそもの経年劣化も見られました
塗装そのものの劣化も見受けられました。表面に苔などの汚れが付着していますが、これは塗装が劣化して防水機能が失われて北ことを意味します。判断方法として、塗装面を触ってみて白い粉のようなものが手に付いてきたら劣化のサインです。先程の膨らみも含めて、メンテナンスするには膨らみを撤去した後に再度塗装をするしかありません。擁壁は通常の外壁と比べて湿気を通しやすいので、擁壁にあった塗装をしてあげることが需要です。
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