光触媒塗装が施されたサイディングボード
世田谷区上馬で外壁塗装を検討中のお客様よりお問合せをいただき、現状確認のため現地にお伺いしてきました。一見すると普通の窯業系サイディングの外壁でしたが、過去の資料などをもとに光触媒で塗装されたサイディングボードであることがわかりました。いつまでも綺麗な外壁は誰しもの理想です。その理想を叶えるべく、各種建築資材メーカーは技術を磨いてきました。その産物として、フッ素系塗料や無機系塗料、今回のような光触媒塗料といったものが開発され、そのニーズを満たしてきました。しかしながら、汚れが付着しにくいということは、再塗装の際の塗料も付着し難いということにも繋がり、新たな課題を生んでしまっています。
触れればわかるチョーキング現象
外壁の表面を手で触ると白い粉のようなものが手に付着してきます。これはチョーキング現象と言って、塗膜の劣化を判断する基準となります。ご自身でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。チョーキングが起きているということは撥水性も失われているため、外壁が水を吸いやすい状態になってしまっており、汚れなどが目立ってきてしまいます。
光触媒の塗料は、光が当たることによって表面に付着した油汚れを化学反応によって分解する効果があります。分解された汚れは雨などによって洗い流されてしまい、美しい外壁が長続きするという仕組みで美観を保っています。この原理が上から塗装する塗料にも働いてしまい、再塗装の際の塗膜がすぐに剥がれてしまうという現象が起きてしまいます。
サイディングのひび割れ
塗膜の劣化だけではなく、サイディングボードそのもののひび割れも起きていました。あまりに割れが酷いようであれば1枚丸ごと交換対応も可能ですが、今回の様に軽微なものであればコーキングによって日々を埋めてしまう補修も可能です。コーキングの場合は補修跡が目立ってしまうという問題もあるため、上から塗装する場合などにおススメいたします。
難付着サイディングボードだから塗装ができないかというとそういうわけではありません。最近では難付着サイディングボードに対応した下塗り材が各メーカーから発売されているので、下塗り材の選定を誤らなければ塗料の性能を活かした塗装が可能です。そのような知識がしっかりとある塗装業者を選ぶことはまずは大事と言えるでしょう。
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