町田市鶴川で屋根の調査をおこないました。雨漏りでお困りとの事ですが、詳しく話をお聞きすると2年ほど前におこなった塗装工事の後から雨漏りしているそうです。屋根塗装=雨漏り、で考えられる事は『縁切り』していないことが挙げられます。
縁切りとは、スレート屋根の塗装工事を行う際に塗料でスレートの隙間が埋まらないようにすることを言います。スレートの重なりは雨水や湿気の逃げ道として必要な隙間なので、埋まってしまうとここが原因で雨漏りしてしまう事があります。
屋根塗装工事のやり方が雨漏りの原因になります
スレート屋根は塗装工事でのメンテナンスが必要な屋根なのですが、塗装工事のやり方を間違えると雨漏りの原因になってしまう事があります。それが今回の原因になっている縁切りです。縁切りをしていないことによりスレートの重なりが塞がってしまい、雨水の逃げ道が無くなります。今回は厳密には塗装工事ではなく、スレートの上に防水をかけてしまったため、雨水が溜まったことにより雨漏りしていました。
雨水の逃げ道を作ります
スレートの隙間が大切なのはご説明しましたが、実際に埋まっている場合はどうするのか?答えは簡単で雨水の逃げ道を作ればよいのです。隙間を開けてスレートの裏側に回った雨水を外に逃がすようにするのですが、これはあくまでも屋根の下地の状態が良い場合です。雨漏りで下地が傷んでいる場合は、縁切りして雨水が排出するようにしたとしても傷んだ部分は元に戻りませんので、このような場合は葺き替え工事などを行う必要があります。
縁切りしているかしていないかは、下からではわかりにくいと思います。縁切りしていない=雨漏り、とすぐになる訳ではありませんが、塗装工事を行った後にあまりしてしまった場合は、屋根の状況を確認して縁切りがちゃんと行われているかどうか確認することが必要です。町田市鶴川で調査したスレート屋根は、スレートの重なりが塞がっていたことが雨漏りの原因になっていました。下地にも傷みが出ていましたので葺き替え工事でのメンテナンスをご提案しました。
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