多摩市桜ケ丘で屋根の調査をおこないました。屋根は瓦葺きでモニエル瓦が葺かれています。コケの付着が酷いので見た目を綺麗にしたいというご要望をいただいております。モニエル瓦は現在では廃盤になっているセメント瓦になり塗装工事でのメンテナンスが可能な屋根材です。ですが、廃盤品のため、破損してしまうと交換する事が出来ませんので、出来れば葺き替え工事などの屋根工事をお勧めしますが、今回はお客様のご希望もあり塗装工事でのメンテナンスでのご提案になりました。
モニエル瓦の汚れ
モニエル瓦の状態です。表面は汚れが付着していて黒ずんだ色になっています。この状態から見た目を綺麗にしたいという事で、塗装工事をおこないます。屋根材の下の防水紙の劣化も築年数を考えるとそろそろ始まる可能性が高くなってきますが、それ程の年数を持たせる必要はないという事でしたので、葺き替え工事では無く塗装工事を進める事になりました。
モニエル瓦の塗装方法
こちらは別の屋根の工事風景です。モニエル瓦の特徴は、表面にスラリー層という着色の層があることです。このスラリー層は非常に脆弱な層で、この上から塗装工事をおこなってもスラリー層ごとはがれてしまうので、モニエル瓦の塗装工事の際はこのスラリー層をしっかりと剥離する事が重要になります。
塗装工事の一番最初の工程は高圧洗浄になりますが、モニエル瓦の塗装工事ではこの高圧洗浄の仕上がりが塗膜の耐久性を左右しますので、丁寧に念入りにおこなっていきます。
雨樋の中には剥がれたスラリー層が流れ込んでいき、塗料と同じ赤い色の水が雨樋の中にたまっていきます。この様に塗膜が剥がれていないと洗浄がまだ適切に行われていない事になりますので、雨樋の中の水に色が付かなくなるところまで高圧洗浄をおこなっていきます。基本的には廃盤品の屋根材の場合、破損したときのことを考えてそのままの状態でのメンテナンスを行わないケースが増えてきておりますが、モニエル瓦は塗装が出来ない屋根材ではありません。屋根塗装工事は税込み184,800円から承っておりますので、お気軽にご相談ください。
私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。
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