既存の防水はウレタン防水でした
三鷹市野崎にて屋上防水の点検を行ってまいりましたので様子をご紹介いたします。お問い合わせ内容としては所有物件の屋上防水のメンテナンスをご検討中で、調査をしてほしいという内容でした。
既存の防水はウレタン防水でした。ウレタン防水は塗膜防水なので継ぎ目がなく、凹凸の多い箇所にも使用しやすい防水なので近年多く使用されている防水材です。同じく塗膜で防水層を形成するFRP防水と比較すると耐摩耗性は低いですが、ウレタンの特徴を有しておりますので躯体の動きに合わせて伸び縮みしてくれますのでヒビ割れなどに強い防水になります。
防水層の一部に補修している部分がありましたが、膨れが生じてしまっておりました。膨れは後々の不具合に直結しますので十分にお気を付けください。
笠木周りの確認も行いました
屋上など、陸屋根によくみられるのが建物の四方を囲むように腰壁がある構造です。この部分をパラペットとも言い、パラペットには笠木が取り付けられていることが多いです。パラペットは屋上からの雨だれを防ぐ目的で作られておりますが、性質上水をせき止めるので立ち上がりと平場の入隅部分において裂け目が生じて雨漏りを起こしてしまうことがありますので注意しましょう。
また、笠木も雨漏りしやすい部分としてよく知られております。今回の場合は笠木の出口が防水層とシールによってふさがれておりました。一見水の侵入を防ぐので良い方法に見えますが、笠木のジョイント部分から雨水が侵入した場合の逃げ道をふさいでいるとも取れますので諸刃の剣的な施工になります。
実際に笠木のジョイントのシールに切れ目が入っておりましたので、おいおい雨漏りにつながる可能性があります。
今回は既存の防水層を活かしたまま、新規のウレタン防水を重ねる工事のご提案をさせていただきました。ウレタン防水工事は新規防水材の塗り直しとトップコートの施工の2種類のメンテナンスがございます。既存の防水層の傷み具合によってご提案させていただきます。
トップコートのメンテナンスは税込76,780円(1箇所4㎡まで)から承っております。バルコニーの広さや既存の防水層によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
私達、街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとございましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2022年12月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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