外壁はボードを複数張り合わせて施工する窯業系サイディングが使用されているため、必ず隙間となる継ぎ目が存在します。その隙間から雨水が浸入しないよう打たれているのがシーリング材ですので、劣化して破断すると雨漏りの原因になったり、内側に入り込んだ水分が外壁材を傷めてしまうのです。シーリングには建物の揺れによる衝撃から外壁材を守る役割もありますので、これ以上放置して窯業系サイディングがひび割れたりしてしまう前に打ち替え工事などを行う必要があります。
また、外壁材を保護する塗膜にも劣化のサインが出ていました。日当たりの悪い部分で苔や藻の繁殖による緑の変色が見受けられます。水分を好む苔や藻の繁殖は外壁の防水性低下を示していますので、サイディングを守る効果が薄れてきているようです。まだ築10年ということもあり、外壁材に反りやひび割れが出ていませんでしたので、この段階での外壁塗装とシーリングの打ち替え工事を行うと窯業系サイディングを長持ちさせることになります。
外壁塗装工事は657,800円～（税込）が参考価格となっており、シーリングの打ち替え工事を同時に行うとそれぞれに掛かる足場代の負担を軽減できます。シーリングには高耐久であるオートンイクシードの使用がオススメです。
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