2000~2007年製造のノンアスベストスレートには注意が必要です
昭島市玉川町にお住いのお客様よりお問い合わせいただき、屋根の調査にお伺いしてまいりました。既存の屋根材はスレートでしたが、2000年初期~2007年の間に製造販売されておりましたエコシンプルというノンアスベストスレートでした。
2000年初期のノンアスベストスレートはアスベストの使用の制限の影響で急ごしらえで製造されたため、耐久性に難のある造りになってしまっておりました。
そのため塗装を行ったとしてもひび割れや欠けの症状を抑えることが難しいことで知られております。お客様はこの物件を中古で購入されたとのことでしたが、前のオーナー様が屋根の塗装を行っていた様でした。しかし欠けやひび割れの症状が多数生じている状況でした。
また、屋根の上には太陽光パネルが設置されておりました。太陽光パネルは屋根のメンテナンスを行う際に大きな影響を与えてしまいます。基本的に塗装を行う際はパネルの裏面は塗装できませんし、やるとしても脱着が必要になり費用がかさんでしまいます。また、屋根の大きなメンテナンス(屋根葺き替え工事、カバー工事)を行う際も脱着するか、そのまま撤去する必要があります。太陽光パネルは通常の廃棄ができないので産業廃棄物扱いになりますので処分費も高くついてしまいます。
もうすでに太陽光パネルの設置をしてしまっている場合は仕方ないですが、新規で取り付けようとお考えの方は一度メリット、デメリットの部分しっかりご確認いただくと良いかと思います。
今回はノンアスベストスレートという事もあり塗装のメンテナンスはお勧めできませんでしたので屋根葺き替え工事のご提案をさせていただきました。屋根の葺き替え工事は税込1,097,800円から承っております(屋根面積60㎡、スレートからスレートへの葺き替え工事の場合)。
屋根のメンテナンスを行う際に忘れてはならない部分は
屋根のメンテナンスを行う際に忘れてはならない部分が板金の部分です。板金部分はガルバニウム鋼板が使われていることが多いのですが、いくら錆に強いといっても完全に錆びない材質ではありません。そのため仮に塗装のメンテナンスを行う際には忘れずに塗装を行うようにいたしましょう。棟板金の塗装を行うことで既存の釘が塗料で板金に癒着し抜けにくくなることと、谷板金もサビて穴が開いてくると雨漏りの原因になってしまいますので十分にお気を付けください。
屋根のカバー工事や葺き替え工事を行う場合はこういった板金部分は交換することになりますのでメンテナンスのタイミングにも注意しましょう。
記事内に記載されている金額は2023年08月05日時点での費用となります。
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