室内で雨漏りが生じたとのことでした
昭島市美堀町にお住いのお客様よりお問い合わせいただき雨漏り調査にお伺いしてまいりました。築40年以上経過しているとのことでしたが、初めて雨漏りが生じたそうです。今までのメンテナンス履歴をお聞かせいただいたところ、3年前に屋根と外壁の塗装を行ったとのことでした。
そこまでのお話を聞いた段階で何となくですが雨漏りの原因が何かを想像しました。果たして想像した通りの状態になっているのか確認していきましょう。
屋根に登ってまず想定した部分を確認していきます。屋根の塗装を行う際には気を付けなければならないことがございます。それは縁切り作業をしっかりと行うことです。縁切り作業とはスレート同士が重なった部分の隙間が塗料で埋まってしまってしまわないようにタスペーサーというものを挟むか、カッターで隙間を開ける作業になります。スレートが重なった部分にはスレートをとめるための釘が打たれております。そこが塗料で埋まってしまうと水が溜まってしまい釘穴を伝って室内に水が廻ってしまいます。
実際にどうだったかというと、タスペーサーが挟んでいる箇所と挟んでいない箇所がまばらになっておりました。通常すべてのスレートに対して縁切り作業を行わなければなりません。有り体に言うと手抜き工事という事になります。
せっかくお金を払ったのにも関わらず中途半端な施工をされて雨漏りまで生じてしまったとなると非常に悲しいですね(T_T)
他にも気になる部分がございました
上記の縁切り不足は非常に大きな問題になりますが、他にも問題があり全体的に塗装の仕方が雑になっておりました。曰く業者さんは15年もつという話をしていたという事ですが、3年目でかなり汚れが目立ってきておりました。塗膜の膨れや剥がれも若干出てきていたのでこのままで15年もつのか?という感じでした。よく見てみると棟板金の下に下塗りの跡が残っているようでした。下塗りが見えているという事は中塗りを行っていないか、細かな部分まで塗装をしていないという事になります。確かに屋根の塗装工事は外壁塗装に比べると時間はかかりませんが気にする部分は多くあります。
また足場のベースプレートの跡も下屋根に残ってしまっておりました。お客様にご報告した際、非常に残念そうなお顔をされていたのが印象的でした。
塗装工事は業者によってさまざまです。安くてもしっかりとやってくれる業者もおりますし、今回みたいに手抜きをする業者もおります。業者選びは難しいですが、よい業者を見つけるためには相見積もりをしっかりと取ることが重要です。
今回は雨漏り箇所の部分的な葺き替え工事のお見積りを作成させていただきました。屋根の葺き替え工事は税込1,097,800円から承っております(切妻屋根60㎡、スレートからスレートへの葺き替え工事の場合)。既存の屋根材や屋根の形状、使用する屋根材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
街の外壁塗装やさんでは外壁塗装のみならずお家にかかわる様々な工事を承っております。何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年10月14日時点での費用となります。
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