上塗り1回目とは、下塗りの次に行う塗装工程です。
外壁の色決めの際に選んだ色の塗料を使い、色塗り1回目というとわかりやすいかもしれません。
ただし、色塗りは1回の塗布ではムラなどの塗り残しが出てきますので
色塗り2回目の上塗りへと続いて行きます。


上塗り2回目とは、上塗り1回目が終わった後に仕上げの塗装として行う塗装工程です。
上塗り1回目と同じ材料を使い、上塗り1回目では塗り切れなかったムラなどの塗り残しをカバーするように
綺麗に仕上げていきます。
2段階で色つき工程を行うことで、塗膜に十分な厚みを持たせることができます。
最終工程の仕上げ塗りですので、丁寧に塗布することが大切です。
最終工程ゆえに、美しい仕上げ塗りの技術を問われる工程になります。
塗り替えの際は上塗り1回では綺麗にならない場合もありますので、その場合は2回目の上塗りを行います。


なぜ下塗り、上塗り1回目、上塗り2回目の3回の塗装工程が必要なのか
下塗り、上塗り1回目、上塗り2回目の3回の工程が何故必要なのか、それには次のような理由があります。
下塗りは外壁素材と塗膜を繋げる役目であり、下塗りをしないと外壁素材と塗膜が一体にならない
下塗りは接着剤のような役目を持っており、下塗りがないと上塗り1回目や上塗り2回目が外壁素材とくっつきません。
上塗り1回目の1回だけではムラができてしまい、万全な塗膜とはならないので上塗り2回目も必要
1回目の色付けだけでは、どんなに腕の良い職人さんでも色むらが発生してしまいます。
それは腕が悪いのではなく、塗料の性質上、色むらが発生するので当然なのです。
そのため、色付けは必ず2回工程が必要になります。
この様な観点から、これらの3つの工程は最低限必ず行わなければならない工程となります。
どの工程が欠けても万全な塗膜とはなりませんので、絶対必要であることを覚えておきましょう。


なぜ中塗りと上塗りは同じ塗料を使うのに2回塗るのか
よくある疑問といえば、中塗りと上塗りには同じ塗料を使用するのになぜ2回塗りに分けるのか、ではないでしょうか。
わざわざ2回塗らなくても、1度に厚めに塗ることで1回で済むのではないか?という疑問です。
1度に多くの塗料をローラーに吸わせて塗れば、1工程で色付けを終わらせられるのでは?と考えるかもしれませんが、それは絶対にしてはいけません。
その理由は、塗料にはそれぞれ1回の塗布量が決まっているからです。
1㎡に対し〇gを塗布すると各塗料のメーカーページやカタログに記載されているように、塗料によって適切な塗布量が決まっているため、分厚く塗布するということは絶対にやめましょう。
厚い塗膜にするためには、何度も塗り重ねて塗膜の層を厚くするべきなのです。
したがって、塗膜を適切な厚みとするためには、色付け工程は中塗り上塗りの最低2回の工程が必要ということになります。
2回塗っても外壁素材の問題で十分ではない場合は、3回塗りや4回塗りなど、十分になるまで続けるということになります。
記事内に記載されている金額は2018年09月06日時点での費用となります。
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