屋根の軒・軒天が持つ役割

屋根の「軒」と「軒天」は、住宅や建物において重要な役割を担っています。これらは建物の機能性や美観を支える要素であり、適切に設計・維持することで住まいの快適性と耐久性を向上させてくれるのです!(^^)/
雨風から建物を守る
軒は屋根の張り出した部分で、外壁や窓に直接雨がかかるのを防ぎます。これにより、外壁や基礎部分の劣化を抑え、雨漏りや湿気によるトラブルを未然に防ぎます。
また、軒天はその裏側を覆い、雨風が屋根裏に入り込むのを防止する役割を果たします。
また、軒天はその裏側を覆い、雨風が屋根裏に入り込むのを防止する役割を果たします。
通気性の確保
軒天には通気孔が設けられることが多く、屋根裏の湿気を排出する通気経路として機能します。これにより、結露やカビの発生を防ぎ、木材や断熱材の劣化を抑えることができます。
日射や温度上昇を防ぐ
軒の張り出しがあることで、夏場の直射日光が窓や外壁に当たるのを軽減し、室内温度の上昇を抑えます。一方、冬には太陽光が低い角度から入り込む設計にすることで、自然光を取り入れやすくする効果も期待できます。
美観の向上
軒天は建物の外観を整える要素でもあります。デザインや材質の選択により、住宅全体の美しさや調和を高めることができます。特に、木目調やカラー塗装された軒天は、建物の印象を引き立てる重要なデザインポイントです。
防火性の確保
防火地域や準防火地域では、不燃性の軒天材を用いることで火災時の延焼リスクを低減します。適切な材料を使用することで、建物の安全性が向上します。
軒と軒天は、建物を外部環境から保護し、美観や機能性を高める欠かせない要素です。定期的な点検やメンテナンスを通じて、その効果を長く保ちましょう!
軒と軒天は、建物を外部環境から保護し、美観や機能性を高める欠かせない要素です。定期的な点検やメンテナンスを通じて、その効果を長く保ちましょう!
劣化の兆候とリスク
軒天が劣化すると、以下のような問題が発生する可能性があります。防水性の低下:塗膜の剥がれや素材のひび割れにより、雨水が屋根裏や壁内部に侵入し、腐食やカビの発生を招きます。
通気不良:通気孔が詰まると湿気がこもり、結露や木材の腐食が進行する恐れがあります。
美観の損失:汚れやカビが目立つと住宅全体の見栄えが悪くなり、資産価値の低下につながります。

メンテナンスの具体的な内容
定期的な点検を行い、汚れや劣化を早期に発見することが重要です。以下の対応を取り入れましょう。
清掃:軒天に付着した汚れや苔を除去して、美観を維持します。
塗装:塗膜が劣化している場合、防水性を取り戻すために塗り直しを行います。
損傷箇所の補修:剥がれやひび割れを発見した場合、早めに補修を施します。
清掃:軒天に付着した汚れや苔を除去して、美観を維持します。
塗装:塗膜が劣化している場合、防水性を取り戻すために塗り直しを行います。
損傷箇所の補修:剥がれやひび割れを発見した場合、早めに補修を施します。


軒天に使われる主な材料
軒天に使用される材料は、防火性、耐久性、美観、施工のしやすさといった特性が求められます。また、建物のデザインや環境条件に応じて選ばれるべきであり、それぞれの材料には特徴があります。
以下に、軒天に使われる代表的な材料をご紹介します!
以下に、軒天に使われる代表的な材料をご紹介します!
ケイ酸カルシウム板(ケイカル板)

ケイカル板は、耐火性と耐水性に優れた不燃材料で、多くの住宅や建物で採用されています。軽量で加工が容易なため、施工がしやすいのも特徴です。防火地域では特に人気が高く、塗装の上からデザイン性を高めることも可能です。
木目調ボード

天然木や木目調に加工されたボードは、美観を重視する建物に最適です。木材を使用した場合は自然な風合いが魅力ですが、耐久性や防火性の観点から、木目調の人工ボードがよく使用されます。これにより、デザイン性を保ちながら長寿命化を実現します。
金属ボード
アルミやガルバリウム鋼板などの金属ボードは、耐久性や防水性に優れ、特に塩害地域や台風の多い地域に適しています。錆びに強い素材が選ばれるため、メンテナンスの頻度が抑えられることも利点です。
石膏ボード

防火性を重視する建物では、石膏ボードも選択肢の一つです。表面が仕上げ材で覆われるため、必要に応じてデザイン性を付加できます。ただし、屋外で使用する場合は、防水処理が不可欠です。
定期的なメンテナンスは効果があります!
軒天を適切に維持することで、防水性と耐久性が向上し、建物全体の寿命を延ばすことが可能です。また、住環境の快適性を保ち、美しい外観を維持できます。
軒天のメンテナンスは小さな手間で大きなトラブルを防ぐ重要な作業です。定期的にプロに点検を依頼し、必要な対策を講じることをおすすめします。
軒天のメンテナンスは小さな手間で大きなトラブルを防ぐ重要な作業です。定期的にプロに点検を依頼し、必要な対策を講じることをおすすめします。
軒天の部分交換工事の様子をご紹介!千葉市緑区鎌取町で軒天の部分交換とそれに伴う軒天の塗装仕上げを行っていきます
千葉市緑区鎌取町で軒天に剥がれが生じているとのご相談に伴い、軒天の部分交換工事を行わせて頂きました。
こちらのお客様は築年数にして30年以上経過している事も有り、ここに来て角を中心に軒天剥がれが生じている状況でした。
軒天の解体作業

剥がれた軒天は、屋根の一部であり、外部からの悪天候や湿気から家を守る重要な役割を果たしています。
そのため、剥がれた軒天は早急に修理や交換工事を行うことが必要です。
剥がれた軒天が放置されると、雨水や湿気が建物の内部に浸入し、内部の壁や天井に損傷を与える可能性があります。
また、軒天が剥がれてしまうと、屋根の構造にも影響を及ぼす可能性があります。
これにより、建物全体の安定性が損なわれる恐れがあります。
ケラバ下の軒天は全て交換致します

さらに、剥がれた軒天は外観上も問題となります。
建物の外観が損なわれることで、住宅の価値が下がる可能性も考えられます。
また、周囲の住民や通行人にも不快感を与えることがあります。
新規軒天の取り付け

剥がれた軒天の交換工事は、専門家によって行われるべきです。
専門家は適切な材料や工法を選定し、確実に修理や交換工事を行うことができます。
また、定期的な点検やメンテナンスを行うことで、将来的なトラブルを防ぐことも可能です。
総合すると、剥がれた軒天の交換工事は建物の安全性や外観の維持にとって重要な作業であり、放置せずに早めの対応が必要です。
シール処理から塗装仕上げ

新規軒天はケイカル板を使用して取り付けさせて頂きました。
そして継ぎ目や取り合い部分にシーリングを施して、あとは塗装による仕上げを行います。
このケイカル板は無塗装品ですので、取り付け後は必ず塗装を掛けて仕上げる事が必須となります。
塗装仕上げで軒天部分交換工事の完了です

ケンエースによる軒天の塗装を、今回交換した場所は勿論の事、既存の軒天も含めて全体に行い 無事軒天の部分交換工事と塗装仕上げの完了となりました。
私たち街の外壁塗装やさんでは、塗装工事は勿論、この様な大工工事も含めたご対応が可能となります。
皆様もお気軽にご相談頂ければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2024年12月04日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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